Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

ワインセラーでのむ

2011-03-16 12:03:45 | お勧めの・・・

美味しいワインがのみたいと、渋谷から青山方面を目指して歩く。青山通りから細い道をふら~っと入る。スペインバル、イタリアン・・・、魅力的なお店はたくさんあるけれど、外にでているワインメニューがいまいち。う~ん、と思っていたら突然現れた<ワインセラー>という看板。

地下のお店、外から覗くとワインがいっぱい並んでいる。「入ってみる?」

市価でワインを販売+開栓料600円でワインがのめる。「赤、重口、しっかりどっしりした重厚な感じ」の希望をソムリエさんに伝えて、アドバイスしてもらいながらお好みで選んだのが、このFELINO。

開店したばかりとか。この日は日曜日だったのですいていたが、平日夜はいっぱいとのこと。食事メニューも充実していて、美味しくお安い。しばらく内緒にしておきたいほど、ワイン好きにはたまらないほどワインに囲まれて幸せなお店。ヒントは、スーパー・KINOKUNIYA の近く。


「明日の飛行機に乗って!」

2011-03-15 23:16:46 | フィンランド

フィンランドのお父さんから電話。フィンランドのトップニュースは原発、放射能漏れのことだったという。ラジオでそのニュースを聴き、あわててテレビをつけ、同時にインターネットも見ながらの電話だった。「東京で放射能が観測されたけど大丈夫?」 お父さんは電話の向こうで興奮していた、「日本ほどの国でどうしてこんな事故がおこるんだ」。そして隣ではお母さんが「明日の飛行機に乗ってフィンランドに来なさい」と命令形で叫んでいる。

夕方、カンテレ奏者エヴァ・アルクラからも電話。早口のフィンランド語でまくし立てるように喋っている。地震より放射能漏れのこと、フィンランド語でも日本語でも難しい内容はお互い気持ちで喋っている感じ。東京在住のフィンランド人たちはすぐに日本を離れると電話があったそう。セイヤ(エヴァのお母さん)も心配していて、「フィンランドは安全だから、いつでも来て」と。

ケータイに、次々にフィンランドの友人たちからメールが入る。帰宅したらPCにもフィンランドメールがいっぱい。誰もが地震お見舞いと放射能漏れを心配している。そして「フィンランドは安全だから、早く来て」。ありがたい、皆が心配してくれる。と同時に日本国内より海外での受けとめ方に驚いた。

原発に関する記者会見は、東京電力、政府、原子力関係の3機関が行っているが、どれもちんぷんかんぷん。専門用語を並べて、「わざと」一般人には理解しにくくしているように感じる。ある発表では、記者が「もっと小学生でもわかるように説明しろ」と怒鳴っていた。そのとおり! 唯一の被爆国日本、原発があるわりには今まで無関心に近く、危機感も感じていなかった人は私だけではないと思う。「メルトダウンって?」「シーベルトってどのくらいの単位?」、何にも知らなかった。

そんな私たちも、ニュースを見るたびに深刻な状況になっていることに身を縮める。考えている以上に恐ろしいできごとであると、だんだんわかってきた。ロシアのチェルノブイリ、息子が生まれた年なので忘れない。住民や作業員の知識が薄く、被爆者が多かった事故。アメリカのスリーマイル島と並んで、きっと福島は世界三大原発事故に記憶されるほどだと思う。

安全で、そして私たちを憶えて祈ってくれるフィンランドを思いながら、今夜もニュースから目が離せない。


奈良土産は・・・

2011-03-14 23:07:49 | おでかけ

朝早くから「こっちは大変!」メールや電話がくる。テレビも新聞も原子力発電所のニュースばかりだったので、ほかはあまり気にとめていなかったが、まず<計画停電>ってなに? そして「蝋燭と乾電池買ってきて」「お土産は乾物やカップ麺で」・・・、たったひと晩不在のうちにどうしちゃったの? と慌てる。

午前中はお寺や宝物館、博物館を見て回り、遅い昼食へ。またメールや電話が次々入り、「懐中電灯買ってきて」に、いよいよ日用品不足が深刻であることがわかった。急いで食べて、目の前の大きなスーパーへ。蝋燭、缶詰め、カップ麺、乾物などかごいっぱい。あちこちで「カップ麺とお水を箱で関東に送りたい」とか、相手はきっと関東の人と思われる電話が聞こえる。

レジのおねえさんはディズニーランドへ遊びに行っていて地震に遭い、その夜はダンボールで寝たそう。本当に大変なできごとですよね~と言っていた。「頑張ってください!」と元気な声で励まされた。奈良の人たちはあたたかい、私たちが関東から来たとわかると、必ず「頑張ってくださいね」と声がかかる。被災地に比べたらとるに足らないかもしれないけれど、首都圏で暮らす私たちにも不便はある。でも子どもの頃はこんなだったわねと振り返ると、今、盛んに言われているエコを考えながら、シンプルに生きることを見直すいい機会かもしれないと、両手いっぱいの荷物を抱えながら思った。


奈良へでかける

2011-03-13 23:48:58 | 季節

毎年恒例の<お水取り旅行>。今日13日(日)から1泊2日の予定、いろいろあったが私は今、奈良にいる。

地震翌日の昨日土曜日、人がいない都心の繁華街で、明日から沖縄へ行くというAさんと「こんなときに旅行? という感じよね~。いまいち気乗りしない」とお互いに話していた。夜中に一緒に奈良へ行く予定のBさんから「実家が大変で行けない」と連絡があった。ご実家が福島とは聞いていたが、そのどの辺りかは詳しく知らなかった。大変とは、津波より原発のすぐ近くなので避難命令がでてご両親や親戚がパニックになっているという。「すごく残念。これでは無理、行けない」という思いを聞き、もうひとりの友人Cさんと「私たちは行こう!」と決めた。

平城宮跡

京都までの新幹線は驚くほどすいていた。奈良までの近鉄も、いつもならお水取りクライマックスの奈良を目指していく人でいっぱいなのに、ガラガラ。そして降りた奈良駅。「ご協力、お願いしま~す」の若い声が響く。『東日本地震』と書かれたダンボールと手作りの募金箱、そして英語のチラシを掲げた奈良高校の生徒たちだった。その純粋な一生懸命さに本当に頭が下がる涙がでる思い、そして行く先々のお店もホテルも義援金箱が置かれていた。金曜日の地震からまだ3日目、それぞれができること、痛みを分かち合おうという思いがヒシヒシと伝わってくる。

東大寺

夜はお水取りへ。東大寺二月堂の舞台で、火を目の前にする場所を確保するためにまだ陽が高い3時間前から場所取り。ここにいればお松明のかけらが手に入る。お松明の火の粉をあびると厄除け、1年間無病息災、災いがふりかからないといわれている。キリスト教の私は、「お水取りが終わると春がくるという<日本の季節行事>」ととらえているが、今年の思いはプラスアルファ。近しい周囲に様々な困難や悩みを抱えている人が多い中、同行のCさんは「私たちが代表して火の粉をたくさんあびましょ~」

大仏殿に陽が沈む

 お水取り行事が始まる前に、東大寺の管長様のメッセージがあった。もう6年きているが、これは初めてのこと。「今日ここに集まった皆さまにお願いがあります」と・・・

「私や東大寺と共に
1つは、被災され亡くなられた方々のご冥福をお祈りいただきたい。
2つは、今、困難な状況にいらっしゃる方々へ思いをはせ、共に苦しみを感じましょう。
3つは、社会復興の為に、皆様がそれぞれのお立場で、各々が持っておられる力を尽くして下さるようお願いしたい。1260年前、聖武天皇の発願によって造像された大仏さまが開眼されます。聖武天皇は造像の詔(みことのり)で、自分1人で造るのではなく、「一枝の草、一把の土」を持ってでも造像に協力したいという多くの人たち(当時の人口の約半数)と共に、大仏さまの造像がなされました。大仏さまの造像にこめられた聖武天皇の思い、精神を今の時期に再現したく、皆様にお願い申し上げる次第です。もちろん私ども東大寺も尽力いたしてまいります」という内容だった。

何千人といる会場が静かになった。この祈りを共有しようという思いは宗教をこえていると思った。そして私は火の粉をたくさんあびた。全身スモークの香り、これがとっても心地よい。お松明のかけらもたくさん拾ってきた。ここにいることに感謝しようと、Cさんとしみじみ語りながら東大寺をあとにした。

目の前を火が走る

この夜のワイン、味と思いは格別。古都の夜は静かに美味しくふける。


フィンランドからの心配ごと

2011-03-12 23:49:39 | フィンランド

地震のニュースはフィンランドにも衝撃を与えたよう。「地震はフィンランド語でなんていういの?」と聞くほど、フィンランドは地震と縁がない国。もちろん現象的に地震がないわけではないが、人が感じるレベルではなく、およそ地震とは関係ない国といえる。

日本より遅い時差7時間のフィンランド、朝目覚めたら「日本が大変なことになっている」。「大丈夫?」「生きてる?」とフィンランドの家族や友人たちからメールと電話の今日一日。日本経験がある友人たちは、「日本が全滅した」とがっかりしている。

フィンランドのお父さんに電話したら、「ああ、よかった。生きていて」と言葉にならない涙声。ありがたい、こんなに心配してくれて。「東京は大丈夫。北の方は・・・」と説明したが、「1500人は亡くなった」と言ったら本当にびっくりしていた。帰宅してメールをあけたら、フィンランド語メールばかり30通以上。ひとりひとりに、辞書片手に丁寧に返事を書く。あらら、気がついたらもう夜中!


地震の瞬間

2011-03-11 23:32:19 | つれづれ・・・

認知症グループホームで音楽療法。「最後にもう1曲」のところでグラグラ~、「あら揺れてる。地震?」と言ってからが長い。横揺れがしばらく続く。「大丈夫、皆一緒だから。ここは安心なのよ」と職員が励ます。でも長い、大丈夫かしら・・・と思っていたら、100歳になるAさんが「オレは浅草だけど、関東大震災にくらべたら、こんなの『へのかっぱ』」。

おさまったところでおやつタイム。その間にも何度も大きく揺れる、「こわい」と泣き出す人もいる。TVをつける。この辺りは震度5。津波情報が繰り返し流れるが、ニュースでは続々と地震や津波の様子が流れている。「もしかしたら大変な状況?」と思われる映像が放映され、TVから目が離せない。「先生、車が流れてるよ」「石油コンビナートが燃えてる」「これが津波なの?」・・・

母体の医療法人から状況確認の電話、その後すぐに訪問看護ステーションのナースが見回りに訪れ、安全を確認。私のケータイに<職員安否確認メール>が入る。リハビリテーション科で今日外に出ているのは私だけ、「グループホームにいます。全員無事です」と返信。職員も私も家族や友人が気になりケータイ片手にトライするが、なかなか繋がらない。交通機関がストップし、夜勤者が来られない。もちろん私も帰れない。そんな午後を過ごした。

自宅まで車で送ってもらうことになり、夕方遅く出たが、停電で信号がついていない。車しか手段がないので渋滞。気がついたらすっかり夜になっていたが、停電で道も危ない。灯りの消えた商店街は、まるでホラー映画の世界で身震いするほど。車の帰り道を思うと歩くほうが安全な気がしてきたので、途中で車を降りた。「そういえば我が家はどうなっているのか」と初めて気になった。

目指す方向の何棟もある60階タワーマンション群は真っ暗。停電? 家が近づくにつれ明るくなってきた。その先のマンションは明るい、よかった、停電ではない。でも震度5は食器が散乱しているに違いない。エレベータは停止しているので、8階まで階段であがる。途中ご老人と一緒になったので、「大丈夫ですか?」と声かけしたら、「13階まで行くので休み休みゆっくり行きます。ご心配なく」とのことだった。

家に入って唖然! 「やっぱり~」、キッチンもリビングも食器が割れている。普段使いのキッチン食器より、リビングにおいているフィンランド製品の方が多く割れていた、ショック。気を取り直して、軍手3枚重ね+ソックス2枚重ねで片付け作業。ころころ形のあるものがやられていて、ソーサは6枚残ったのにカップは2個だけ、グラスや深皿、煮物を入れる深めの鉢類全滅。そのひとつひとつに思いがあるが、いただいたものはほとんど無事。またフィンランドで買う楽しみがある、と思いながら片づけ作業をすすめる。でもヘルシンキのアンティークショップで買った古い Arabia製品  はめちゃくちゃで悲しかった。CDや本も床に散乱、これはもう明日。

中高の友人から「皆、大丈夫?」と、またフィンランド族のカンテレ仲間から「無事ですか?」とそれぞれ一斉メール。こんなときにありがたい。「全員に返信」して安否確認。身内は、何かのときの情報集結先の妹に連絡、夫は会社のある神保町から3時間歩いて帰宅、息子は「まだ会社」。

とりあえず、無事で~す。そういえばお昼のお弁当以降何も食べていなかった。軽く何か食べて寝ようかしら、明日も仕事だから。


祝、完走!

2011-03-09 23:01:43 | 音楽療法

先日のブログのその後。走るリハビリテーション科 の面々たち、日曜日に行われた <三浦マラソン> を無事完走。私の気持ちをこめた応援ケーキを食べながら、「完走したらケーキでお祝いね」に「絶対、頑張る」の勢いだった先週。

そして今日はそのお祝い。リクエストのあったチーズタルト。

短距離ではあるが、初マラソンに挑戦し、見事完走したPT(理学療法士)4人。ゴールを見つめた応援団評は、「ぶっちぎり先攻型」の主任、「ゴールしても淡々飄々型」「走っているときも常に姿勢がいい直立型」「トイレロスでも悠々時間内型」といろいろだったらしい。

来年はもっとランナーが増えそうな、走るリハビリテーション科。頑張る!


辛さで凌いだ冬?

2011-03-08 22:17:00 | グルメ

辛いラーメンにはまった冬もそろそろ終わり。

この冬はあちこちで坦々麺を食べ歩いた。大辛かそれ以上の辛さでも全然平気なほど辛いもの好き。坦々麺の辛さは<唐辛子系>と<花山椒系>に分かれる。どちらも美味しいが、好みでいえば唐辛子系、くせがないのがくせになる辛さ。

辛いもので寒さを乗り越えた? 深々と寒さが身にしみる「寒い」というより「冷えた」冬だった。予想外の雪のあとのやわらかな陽射しがうれしい。


赤いストールの物語

2011-03-07 23:12:52 | つれづれ・・・

さっきまで手に持っていた赤いストールがない! どこで落としたのかしら? と電車に乗るときに気がついた。仕事場から駅まで車で送ってもらったので、きっと車の中に忘れたのね・・・と、先に歩みをすすめた。

そして翌朝いちばんで、「昨日ストール忘れたみたい」とA運転手さんに聞いたら、「えっ、なかったよ」とあっさり。えぇぇぇぇ~~~っ、どこに落としたのか、どうしよう・・・。 外はどしゃ降り雨、もしかしたらこの雨の中、どこかでびしょ濡れになっているかもしれない、と思い始めたら、大好きなカシミヤの赤いストールがとても愛しく、恋しくなってきた。

B運転手さんが「そっち方面にいくから見てきてあげるよ」 そのひと言に望みをかけて仕事に励む。お昼近くに「あったよ」と拾ってきてくれたのは、同じ赤の編みこみマフラー。「ごめんなさい、違うの」。その顔はガックリきていたようで、「かわいそうでみていられなかった」Bさんはもう一度見に行ってくれた。1時間後、「先生、ハナマルだよ」と、ビニール袋に入ったストールが届いた。「ありがとう!」

赤いストールはゴミ容器の後ろ側に落ちていたそう。丁寧にたたんであったので、きっと拾った人が蓋の上に置いてくれたけど風で飛ばされたらしい。そこは道路からは見えないので、Bさんはあの雨の中を探してくれた。感謝、感謝。その日は何度も何度もお礼を言った。「先生、本当に好きなストールなんだね」

編みこみのマフラーは家でお洗濯し、きれいに透明の袋に入れる。翌朝、Bさんが拾った場所に戻してくれた、飛ばないようにとしっかりフェンスに縛りつけて。そしてその翌日にはなくなっていたので、きっと持ち主に戻ったと信じたい。


セラピーコンサート <雛祭り>

2011-03-06 23:29:15 | カンテレ

ハープの町田洋子さんと私のカンテレで<雛祭りコンサート>を開催。

<セラピーコンサート>として立ち上げた活動の第2回目。会場は認知症グループホーム。入所者18名とそのご家族、また近隣のグループホーム2か所からもお客様がいらっしゃり、総勢50名をこえる盛況な会だった。

皆さんがよく知っている春の歌を中心に10曲あまり。歌やハミング、ラララで一緒に歌ってくださる。職員さんのオカリナ演奏も加わり、会場は音楽の渦。その声はますます大きくなり、大合唱になっていた。

まだまだ肌寒い早春の午後のひととき、心はすっかりピンク色の春爛漫。


今夜は台湾料理

2011-03-05 23:04:11 | グルメ

 今夜は台湾料理。

昼間は仕事で大忙しなので、公私共に夜のおでかけが多い。週の半分以上は、誰かとどこかで夕食している。今夜は横浜で友人と会う。「なに食べる?」 「そうねェ・・・」とあちこち歩いて、横浜高島屋で 台湾料理・ディンタイフォン。 門外不出といわれる小籠包(写真を撮るのも忘れて食べてしまった!)に舌鼓。


マックを食べる

2011-03-04 23:58:51 | グルメ

何年ぶりかで食べた、マック。

マクドナルド を最初に食べたのは学生時代、銀座三越にあった日本第1号店。息子が幼稚園の頃「たまにはマックが食べたい」ときは、「チーズバーガー。ピクルスぬいて、ケチャップ少なめ」で。それから十何年、食べた記憶はあまりない。

先日、住宅街の駅近辺で軽食のお店を探していたが、ここというところがなく、あるのはマックだけ。久しぶりに「食べた~い」。そして入ってみれば大人も多く、サラリーマン、年配カップル、中年女性ひとり・・・。もちろん学生や子連れやちびっこたちもいる。

メニューは、<アイコンチキン・ソルト&レモン>。 マクドナルドのたれ類が苦手な私でも食べられるさっぱりさ。美味しいより前に、久しぶりのマックに感動。


3月、雛の日。

2011-03-03 19:13:03 | 音楽療法

今日は3月3日、お雛祭り。

 

毎年1回ご一緒する 横浜YWCA の<ティールーム横浜>で 《音楽でいきいき》 をテーマに音楽療法講座を開催。毎年お声かけいただき感謝、本当にありがたい。今回は『春歌集』を作り、11曲を早春~卒業~春爛漫で歌う。途中、呼吸法や発声法、楽器を使った音楽体操をはさみながら、皆さんと音楽を楽しんだ。

参加者は全員女性、「今日はお雛祭り」に「いくつになってもこの日は嬉しいゎ」と、オープニングは ♪あかりをつけましょ、ぼんぼりに~♪ 「都会では住宅事情があり、段飾りはむずかしい。せいぜい三人官女と五人囃子まで?」「それも大変だから、お内裏様とお雛様?」

プログラム終了後は、桜餅をいただく。「お雛祭りは、いくつになっても女の子のお祭り」とおっしゃる方は最高齢の90代。チャーミングなそのお姿に、憧れを感じた。


『木いちごの王様』

2011-03-02 23:00:55 | フィンランド

カンテレクラスのMさんから絵本をいただいた。

フィンランドの児童文学作家、サカリアス・トペリウス原作。 先日のブログで『星のひとみ』 をご紹介した が、今度はトペリウスの原作が、文・岸田衿子と絵・山脇百合子でステキな本になった。詩人でもある岸田さんの選んだ言葉、社会人になった息子と親子2代で宝物にしている『いやいやえん』や『ぐりとぐら』の山脇さんのあたたかい絵に感動しながら、ゆっくり味わいながら読んだ。

この日のカンテレクラスはフィンランド語講座に通うMさんの他に、フィンランド語に詳しいKさんもいる。カンテレそっちのけで、フィンランドの童話で盛り上がる。「たしか子どもの頃読んだような・・・」、記憶を辿りながら思い出す。3人とも名作童話でこの物語を読んだ記憶があるが、その頃はフィンランドのお話と意識していなかったので、「そういえば・・・」「もっと他にもいくつかあったような・・・」。曖昧だが、話しているうちに3人の記憶が繋がって、表紙の絵まで思い出してきた。「そうそう!」

いただいた『木いちごの王さま』は、フィンランドの森の物語。木いちご摘みに森へ行ったテッサとアイナ。迷子になった二人に、次々に不思議な出来事がおこる。

フィンランドの森には木いちご、こけもも、ブルーベリーなどたくさんのベリーがある。

昨秋のフィンランドでのベリー摘み を懐かしく思い出ながら、新しく宝物に加わった1冊。