Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

カンテレ・さくら

2011-03-27 19:40:25 | カンテレ

カンテレ5弦クラスは<さくら>三昧。開花予想日だったが、突然の寒さで桜は咲かず。でもカンテレで<さくら>を満喫する。

5弦カンテレ用に日本古謡<さくら>をアレンジしたのは20年以上前。おもにフィンランドで演奏していたが、10年位前にクラス用にさらにアレンジを加え、『初級編』、『中級編』、さらに『上級編』、そして『大編成カンテレオーケストラ』としてピッコロ(1オクターブ上を奏でる)、ピッコリーノ(2オクターブ)とバッソ(低音)を加えたアレンジをした様々な<さくら>を編曲した。

「<さくら>をします」と生徒さんたちに予告。多くは 2009年のフィンランド演奏旅行 を経験したメンバーだったので、レッスン日は「懐かしい」と楽譜を持ち寄る。<さくら>を奏でると、鼻歌のように口ずさむフィンランドの人たちだったことが話題に。

毎年桜の開花にあわせて奏でる曲、今年は『中級編』にじっくり取り組む。音符を追うだけでなく、言葉やメロディーをより音楽的に作り上げる。強弱や表情もたっぷり、そして歌うように弾くために呼吸法も練習。この日がお誕生日のAさんはご身内の介護のため欠席、また「<さくら>が大好き!」なのに仕事が忙しくて来られなかったBさん、そして東北に一日も早い春が訪れるようにと・・・それぞれに祈りや思いをこめて、<さくら>を弾く。

<さくら>は日本人の心。カンテレはフィンランドに2000年以上前から伝わる伝統民族楽器、日本で最も愛される歌<さくら>に違和感ないその音色に、春を感じる一日だった。