Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

『木いちごの王様』

2011-03-02 23:00:55 | フィンランド

カンテレクラスのMさんから絵本をいただいた。

フィンランドの児童文学作家、サカリアス・トペリウス原作。 先日のブログで『星のひとみ』 をご紹介した が、今度はトペリウスの原作が、文・岸田衿子と絵・山脇百合子でステキな本になった。詩人でもある岸田さんの選んだ言葉、社会人になった息子と親子2代で宝物にしている『いやいやえん』や『ぐりとぐら』の山脇さんのあたたかい絵に感動しながら、ゆっくり味わいながら読んだ。

この日のカンテレクラスはフィンランド語講座に通うMさんの他に、フィンランド語に詳しいKさんもいる。カンテレそっちのけで、フィンランドの童話で盛り上がる。「たしか子どもの頃読んだような・・・」、記憶を辿りながら思い出す。3人とも名作童話でこの物語を読んだ記憶があるが、その頃はフィンランドのお話と意識していなかったので、「そういえば・・・」「もっと他にもいくつかあったような・・・」。曖昧だが、話しているうちに3人の記憶が繋がって、表紙の絵まで思い出してきた。「そうそう!」

いただいた『木いちごの王さま』は、フィンランドの森の物語。木いちご摘みに森へ行ったテッサとアイナ。迷子になった二人に、次々に不思議な出来事がおこる。

フィンランドの森には木いちご、こけもも、ブルーベリーなどたくさんのベリーがある。

昨秋のフィンランドでのベリー摘み を懐かしく思い出ながら、新しく宝物に加わった1冊。