Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

Happy Easter!

2011-04-24 22:34:17 | 季節

今日はイースター、復活祭。昨日の大雨があけて、春のやわらかい陽射しを感じる朝。イースターはキリスト教の大切な行事だが、ヨーロッパでは「春の訪れ」を告げる頃。

イースター前の受難週には、必ずバッハの『マタイ受難曲』を聴く。キリスト教音楽の中ではいちばん思い入れがある曲で、私の葬儀の音楽は「『マタイ』からよろしくね」と言っているくらい愛している。最初に聴いたのは高校生の頃、「この曲が歌いたい」思いを秘めて音大声楽科に進んだ。そこでの定期試験の課題曲にキリスト教音楽があり、迷わず『マタイ受難曲』から選んだ。その後コンサートで何度もソロしたり、<マタイを歌う会>という合唱団を主宰していたこともある。

最近はカンテレで弾いている。バッハの音楽は幾重にも重なり合っていて本当にむずかしい。まず3曲の好きなソプラノソロを、メロディをメインにしながら伴奏譜を適当にアレンジしている。その他にもコラールは4声の和音奏でそのまま弾き、合唱曲は適当に音をひろっている。

 

イースターは喜びの日、また希望の日でもある。教会では色とりどりのイースターエッグをいただく。明るい未来へ向けて歩みを続けたいと、今年のイースターはいっそうその思いを強くした。