Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

敬老3連休

2007-09-17 21:05:02 | 音楽療法
3連休は介護老人保健施設(老健)や3つの認知症グループホームの敬老会で忙しく走り回る。高齢者施設では年間いろいろある行事の中でもいちばん力を入れているイベントで、早くからそれぞれのスタッフと企画を練っていた。

老健では150名の入所者が一堂に会し、還暦から節目の年齢の方をお祝いをした。私たち音楽療法はそのBGMにピアノ演奏をしたり、お祝いの歌を披露。今年のBGMテーマ曲は青春時代に流行った曲。還暦のAさんは戦後・昭和22年生まれ、私が選んだ曲はビートルズ。Aさんは若年性アルツハイマーで、認知症フロアではいつも大声で叫んでいる。実は敬老会への出席も危ぶまれていた。音楽好きで、音楽療法小グループでは楽しむ表情が見られるし、私の顔を見るとニコニコエールを送ってくるAさん。今日はピアノを聴いて感激のあまり号泣。今年の最高齢は103歳、明治生まれのBさん。そして今日のおやつは紅白饅頭。

グループホームは、それぞれ個性ある敬老会だった。歴史もある(?)1号店は「先生、いつものような会でよろしく」。今年は<♪われら人生60から>と<♪ぼけない小唄>で盛り上がる。「♪100で迎えに来たならば~、頃みていくよといいなさい~」。「♪元気なひと、色気ある人、生きがいある人・・・ぼけません」。2号店は家族会も兼ねた敬老会。3号店は開設したばかりで入所者はまだ少ないが、前日も打ち合わせするほど熱心なスタッフたち。手作りの色紙は、似顔絵入り5000年券、面白い。皆で歌やダンスを楽しむ。

施設長から敬老賞状の授与。


スタッフから歌のプレゼント、今年は<♪川の流れのように>



私も歌う、<♪エーデルワイス><♪アニーローリー>



スタッフの心づくしの敬老会、「来年も楽しみにしているわ」と95歳のCさん。「先生、元気の素は歌よ、これからもたくさん歌うわ」。皆さん、どうぞお元気で!