Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

音楽療法山盛り

2007-09-04 23:20:21 | 音楽療法
9月に入り身辺がにわかに忙しくなってきた。日程調整に悩むほど仕事があり、嬉しい悲鳴、ありがたい。

まず高齢者分野では、常勤勤務する老健施設のほかに、系列の3つの認知症グループホーム、クリニックデイケア(通所)、開設したばかりの療養型デイケア(通所)のすべてで音楽療法を展開することになった。老健同様、音楽療法だけではなく行事を含めて音楽すべてに関わることになり、やりがいがある仕事。老健は一般フロア3、認知症フロア1の計150名の入所者、デイケア通所者1日平均40名が対象で、それだけでも走り回っている毎日。今日は1日中時間枠とにらめっこしていたが、すっきりおさまらない。同僚のMさんは「こんなに仕事している音楽療法士なんていないんじゃない?」と横で呆れ顔、「日本一かどうかわからないけど、きっと5本の指に入る!」と。9月は行事も多いので、お休みなしで働くことになりそう・・・。

そのほかに、<高齢者サロン>や<高齢者生き生き講座>での、元気な高齢者のための介護予防としての音楽療法のご依頼。どちらも行政の助成金をいただいて開催される講座。介護予防はこれからの大きな課題で、施設でも音楽と体操で展開している新しい動きである。

子ども分野では、療育事業として新しく始まる秋の連続講座。新年度からは年間を通してのクラスになる予定。子どもといっても親子が対象で、日常生活場面(家庭や学校)でつなげられる内容を検討している。そのほかに幼稚園や小学校からもお声かけいただいたが、およそ年内は無理なので年が明けてから伺うことにした。



突然こんな勢いで仕事が広がっていく。音楽療法を勉強し始めた頃は、元気なうちに仕事として成立するのかわからないほどのマイナーな分野だったから、今の勢いは驚くほど。「音楽療法って何するの?」が、今や「オンリョウ」といわれる存在になっているくらい。

新しい出会いに多いに期待する、秋。