昨日、5月18日に熊本県上益城郡益城町の「いくばい益城笑店街」さんへおじゃましました
熊本地震の震源地でもある益城町。熊本空港の近くで、私たちも良く通ることのある場所です。須永博士美術館に来て下さっているお客様も、益城町の方が何人もいらっしゃいます。
毎年5月と11月に小国で開催していた須永博士サイン会にも、毎年毎年来て下さっていた女性が、熊本地震でご自宅もお店も住めなくなってしまいました。地震の後、ご自宅の住所にお手紙を出すと、避難していた場所にお届けしてもらい連絡が取れました。
それから7月、そして11月にも小国町に来て下さり、今年1月に入ってから、「仮設商店街にお店を出すことになりました!」とご連絡いただきました。
お店に飾る作品を須永に書いて欲しいとのご依頼をいただき、2017年1月13日、その作品を持っていきました。
その日の記事
友田整体院 「和和 (にこにこ)」さんです。
この時は建物が完成し、開店準備中というところで、まだ完全な営業を再開しているお店は少なかったのですが・・・
↑2017年1月13日
昨日は4カ月経て、賑やかでした!
到着したのが午前11時半、お昼の時間が近かったこともあり、駐車場もいっぱい!
須永博士は、初めての仮設商店街の訪問でしたので、どんな所なのだろう、皆さんどのように営業しているのだろう・・・と想像していたそうですが、実際に来てみると想像とは全く違っていたそうです。
もっと大きいものを想像していたとのこと
自分の足で歩き、そして自分の目と心で確かめていました。
「そうか、このようにして、皆さんがんばっているんだ・・・」と。
震災前は、自分の店を構え、もっともっと広い場所で営業していたのだろう。それができなくなり、そしてやっと仮設店舗で営業できる。働ける。その喜びにあふれた空気に包まれていました。
須永博士と、「麦わら帽子」さんで昼食を・・・と思っていたのですが、須永博士は基本、講演前や詩を書くときはお腹に何もいれず、空腹の状態で書きます。
なので・・・本当に申し訳ないですが、私たちスタッフと、友田さんと一緒に昼食を・・・
麦わら帽子さんの一番人気メニュー「麦帽定食」
とっっても美味しかったです!
次から次へとお客様がお店に入ってきて、あっという間に満席!!でした。
お隣の「きやま食堂」さんも、同じく満席!
工事関係者さん、解体業者さんのお客様で毎日お昼時はこんな感じだそうです。
メニューもたくさんあって、次また来た時に何食べようかな・・・と楽しみができました
須永博士は、商店街の周辺を歩き、解体されて更地になっているところや、まだこれから解体を待つお家を自分の目で見ていました。
そして、友田整体院さんでの一日限定須永博士移動展覧会&ミニ講演会会場を作りました
準備している間に、笑店街の方々がお仕事の合間をぬって見に来て下さったり、須永博士がお隣の文房具屋さんへおじゃましたり・・・
そして、予定していた午後2時からの特別ミニ講演会
詩を書くことからスタート
旅の話は、普段の講演の内容の3分の1くらいで、 あとは
言葉の力がどんなに人の心の支えとなるか、自分の愛する人やもの、場所、それが失われた時の悲しみからどのように立ちあがってゆくか・・・
全国でも、同じような想いを抱えて生きている人がいて、その方々と出逢ってきた須永博士が、須永博士なりに益城の皆さんに「生きる力」を与えたいと一生懸命語りました。
そして、サイン会は、皆さんに全国の皆様からのご支援によって「心の復興支援」として製作した「たいせつなあなたへ」をプレゼントさせていただきました。
本当にありがとうございます。
友田整体院さんのお隣にある文房具店で先ほど書いた大きな詩・・・
「飾りましたよ~~!」と北川さんが
行くと、壁にバッチリ!
おまけに、色紙に書く須永博士。
なんだか事務員さんみたいですね
きやま食堂の奥様にプレゼント
とっても喜んで下さり、外から見える窓に早速飾っていました。
麦わら帽子のご主人と奥様と・・・
息子さんへの詩をプレゼントしました。
ご一緒にお写真を撮れませんでしたが、美容院「美光」さん、模型店の「戸島屋」さん、お会いできなかったけれどもう1店の整体院さん
一日というよりも半日・・・あっという間のお時間でしたが、皆様にお会いでき本当にありがとうございました。
須永博士も、「今日はまだ第一歩!また来ます!」と言っていました。
「いくばい益城笑店街」のお名前にふさわしい、笑顔がとっても素敵な皆様がいる商店街でした
友田さん、また来ます
笑店街の皆様に須永博士の色紙もプレゼントさせてもらいました。
皆様にお好きなものを選んでもらいました。
選ばれた詩はこんな詩です。
来てくださった方からのご感想
「今日の先生のお話し、久しぶりに心から笑えて自分でもびっくりしました。
つらい毎日ですが、先生の詩で少しずつ前を向いて進めそうな気がしています。」
「夢や希望をみつけることができない日々を送っております。今日のひと時、心がとても温かくなって自分でやれることをその日その日、1日1日を生きることから始めてみようと思えました。」
「仮設に今住んでいます。事務所に置いていた須永さんの“出逢い”の額がダメになってしまいました。また新しい家ができたらお願いします。」
お帰りになる時の皆さんの笑顔がとても素敵でした。
またお会いできる日を楽しみにしています!
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