2016年3月7日、宮城県角田市の角田市立枝野小学校さんへおじゃまして、須永博士の旅のお話しをしてきました。
全校児童92名の素敵な学校です。
富田校長先生とは、2011年11月に石巻を訪れた時に出逢いました。
震災から8ヵ月、皆様に届けたいと思って作った2012年のカレンダー「一歩前へ」を持って、被災された方々へとまわっていて、その中でもどうしても届けたかった大川小学校さん。
その時は、大川小学校さんは、飯野川第一小学校さんの2階を間借りしていました。
外のインターホンも、2校の2つが並んでいて、大川小学校さんのインターホンを押して「お渡ししたいものがあります」とお渡しして帰ろうと思ったところ、当時教頭先生だった富田先生が玄関まで来て下さり「2階まで上がりますか?」と学校に上げていただきました。
普通ならば、この頃たくさんの支援が届けられていたので玄関先で受け取って対応していたところを上げていただいたのも、本当に不思議なくらいです。
校長室へ案内してくださり、校長室と言っても教室のひとつを使っていて、ダンボールで仕切られていました。
職員室も少し広いスペースにダンボールを囲んだ場所でした。
皆さん、ここで震災後は過ごしているんだと言葉にならない想いを持ちながらも、須永博士が皆様を想って作ったカレンダーのことや、出来ることならば大川小学校さんへ来て皆さんに会いたいと思っている事を話して帰りました。
それから4ヵ月後の2012年3月、ちょうど震災から1年が経つ頃に大川小学校さんへ行き、卒業する6年生の皆さんに会いに行ったのでした。
そのあとも、もう一度大川小学校さんへ行かせていただきました。
富田先生は三年間大川小学校さんにいて、本当に大変な状況の中を、大きな懐で皆さんと寄り添い、悩み、支えあい、助けあい、どれだけの事をしてきたでしょうか。
決して言葉にできないこともたくさんあったと思います。
今も、枝野小学校さんの校長先生としていますが、大川の皆さんの事を心から気にかけています。
富田先生との出逢いが、私達も東北の皆様の想いを教えていただけるひとつでもあり、また、富田先生の教師としての人生も素晴らしく、現在いる枝野小学校さんへもいつか来たいと思っていました。
今回、ずっと須永博士のスケジュールが埋まっていることを知りながらも・・・「来て欲しい」とお電話がありました。
特に、もうすぐ卒業して巣立ってゆく6年生に須永博士を出逢わせたい、6年生にプレゼントしたい!と思ったそうです。
そして実現した、3月7日です。
朝8時過ぎ、学校到着(*^。^*)
校歌を読む須永
校長室にて
準備風景
講演が始まる30分前に書きました。
今日は、校長先生の想いから、2部に分けての講演でした。
最初は6年生13名の皆さんへ
始まる前、6年生が、太鼓を叩いてくださいました。
須永博士が観客になり、感動です(*^。^*)
素敵な演奏を聴かせてくださった後、皆さん着替えて須永博士講演会の始まり(^^)
校長先生が、なぜ須永博士をみんなに出会わせたかったかを話してくださいました。
ひとりひとりの目を見つめながら、詩人の人生、一生懸命生きることのすばらしさ、人間の持っている力、本気で挑んでゆくことの大切さなどを語りました。
後半は、1年生から5年生の皆さんへ(^^)
1年生と2年生の皆さんが真ん中にいて、約1時間の話を最後まで一生懸命聞いてくれていて、もちろん皆さんですが、時に笑い、時に「へぇ~!」と驚き、須永博士おじいちゃんの話を聞いてくださいました(^-^)
旅の中で出逢ってきた人との出逢いの話の中で、どうしてもみんなに伝えたかったこと
うまくできなくてもいい、失敗してもいい、走るのがビリでもいい、ただ、くやしい思いをした時、その時こそ本気をだせばなんでもやれるよ!
君たちなら、絶対にやれるよ!
それを、みんなのひとりひとりの心に言いたいです。
と全身全霊で語りました。
92名の皆さんひとりひとりと目を合わせ、普段は壇上で話すところを下で話し、とっても温かい雰囲気の講演でした(*^^*)
枝野小学校の皆さん、ありがとうございました!