平間愛さんとご家族との出逢い ２０１１年７月１８日

今回、北海道の旅で、礼文島の皆さんへ旅のお話しをしにいくという目的の他に、もうひとつ大きな目的がありました。

それが、平間愛さんとご家族にお会いすることでした。

以前、吉崎先生のご依頼で、愛さんに詩を書いたことがあるそうですが、お家を訪ねるのは初めてでした。

また、現在このように個人のお宅へ須永博士が直接伺うということも奇跡的に近いことです。

出迎えてくださったご両親にお会いし、お家の中へあがらせていただくと、ベットの上に愛さんが横たわっていました。

愛さんは、１９歳の時に発病し、病名は「ＡＬＳ」という難病です。

治療法も、特効薬もなく、進行してゆく病気と闘い、もう１６年になるそうです。


須永博士は、静かに詩を書きはじめました。





数枚書いた詩の中から、１枚紹介します。



「平間愛

父母の愛に助けられて

ささえられて生きてきました

一日一日を大切に

今　生かされていることに

感謝して

夢をめざしながら

わたしの人生をつみかさねています

いのちある今

平間愛

誰よりも優しく

誰よりも強く

誰よりも一生懸命

生きてみせます

生きてゆきます」


愛さん、「耳は聞こえているんですよ。しっかり聞いています。」とお母さんが教えて下さいました。

愛さんの周りには、優しい空気がありました。

お父さん、お母さんの優しさ、明るさ、強さを教わりました。

これが、家族の絆、家族の愛というものなんだと・・・。

もう一度、７月２３日にお会いできるとは考えてもいませんでしたが、今回の旅は愛さんとの出逢いに始まり、愛さんとの再会で終わった旅でした。

７月２３日の再会

また必ずお会いできると信じています

平間さん、ありがとうございました。

愛さんのホームページ「素敵な明日」