2012年6月6日、石巻の「飛翔閣」さんにて、須永博士の講演会を行いました。
会場で、集中しながら詩を書いていると、その様子を見ていた女性が、詩を書き終えてから話しかけてこられました。
バックから取り出し、須永博士に渡したのは詩集「ひとりぼっちの愛の詩」の15集でした。
「娘にプレゼントしてもらった詩集なんです。流されたんですけど、瓦礫の中から見つけました。他にもあったのですが、見つかったのはこの1冊だけです・・・。」と。
「濡れてしまったからね・・乾かしたんだけど、開けないページもあるんです。
でも、大切な詩集で、この1年もこの中の詩で、ほんとうに助けられてきたんです。」
大切な詩集を見せて頂きました。
1983年8月29日と書かれてあります。29年前!!娘さんのくみさんからのプレゼントで、今くみさんは、看護師さんとして働いているのだそうです。
今回、たまたま須永博士が石巻に来ることを知り、とっても楽しみにしてくださっていたそうでした。ありがたいです。
そして、たった1冊みつかった須永博士の詩集。くっついてしまって、ページが写ってしまったりしていますが、でもその中の詩は、生きていました。