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インド・コメ輸出3月末まで400万トン

2012-02-19 01:00:01 | 農業・食品

インドのコメ輸出が3月末までに400万トンになるとの記事がバンコク・ポスト紙に掲載されてました。ベトナムの今年のコメ輸出計画は昨年比9.72%減の年間650万トン。インドのコメ輸出解禁の前にベトナムのコメ輸出国世界2位の地位もカンボジアの2015年100万トン輸出計画も吹き飛ばされそうな勢いです。

http://www.bangkokpost.com/business/economics/279137/indian-rice-steaming-ahead

インドのコメ輸出は来月4百万トンに達し、タイ政府の担保融資制度とコメ備蓄に対する更なる圧力となる。

ニューデリーの全インドコメ輸出協会(AIREA)のRajen Sundaresan事務局長は、先週金曜日のノン・バスマティ米の輸出解禁に際し、輸出業者は計200万トンの船積みが可能と言われた、と語った。
しかし、輸出業者の240万トンの船積後、インド政府は更に別の200万トンを認可し、3月31日までに400万トンの枠が満たされると予想される。

国際市場に向けて船積されたこのインド米の量はタイの輸出業者たちの予想を遙かに超えるものである。

更にSundaresan氏は、インド政府は別の200万トンの輸出を認可する準備をしていると言う。

コメの国際価格の動向に関して、彼は自然災害や人口増加によって今年は5~10%の緩やかな上昇を予想している。
これは9月30日に終わる収穫年度の生産性向上のお陰であり、昨年度8,000万トンから今年度は8,900万トンの収穫が見込まれている。

天候に恵まれ、高い生産と収穫技術、魅力的な価格によってもたらされたものだ、とSundaresan氏は言う。
「インド米の生産技術の良さや備蓄によって大幅な上昇とはならないだろう」と彼は語った。

タイはインドのノン・バスマティ米の主要な競争者であるが、インドは自らの価格競争力を確信している。
インド産ノン・バスマティ米の主要市場は、アフリカ、インドネシア、マレーシア、バングラディシュ、ネパールであり、タイ製白米と同じ市場である。AIREAは、またインドネシアとマレーシアへの更なる販売のためのロビー活動を行っている。

Sundaresan氏は、インドはイランへバスマティ米を販売しているが、代金受け取りに問題があり、出荷は遅れるかも知れないと語った。
イランの石油とインドのコメとの貿易をアレンジすることが可能だろう、と言う。

タイ農業省コメ部門のSuniyom Taprab主任研究員は、タイの主要農産物である稲の栽培面積は今年0.28%上昇して6,195万ライ(991.2万ha)であると語っている。平均単収は329キロ/ライ(2,025kg/ha)で昨年より0.09%減少する。
これは、2,000万トンの収穫を意味し、昨年の2,300万トンより少ない。

しかしながら、この少ない収穫量は1,669万ライ(267万ha)の3.66%増の二期作1,111万トンが前年比49.5%増となり、オフセットされるだろう。

Sundaresan氏は8月29-31に「Impact Muang Thong Thani」コンベンションセンターで開催される「International Sugar, Rice, Maize & Agriculture Expo Asia 2012」の組織化のためにタイを訪問していた。


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