風は強いものの午前中は薄雲が広がり気温は低めでした。腐葉土作りの穴をもう一つ掘るのには都合の良い天気です。落葉を集めてネットを掛けておいたのですが、ネットでは発酵する様子もなく、折角米糠を買ったので土を少し掘り返してブルーシートを被せることにしました。アボカドの木の近くのため大きな枯葉が落ちています。しかし、落ち葉の数は今はそれほど多くはありません。
土を掘るとカブトムシに似た幼虫が必ず出て来ます。それと同時にきょうは蟻の幼虫がどっさり。これが全部成虫になるのかと思うと恐ろしく、暫く作業を中断して隣家の鶏が来るのを待ちました。
15分ほどすると雛を引き連れた雌鶏が来て足で柔らかい土を蹴散らし、雛たちが虫を突き始めました。ちゃんと蟻の幼虫を食べてくれたかどうかは分かりません。人が近づくとその場を離れてしまいます。隣の鶏たちには毎日の巡回コースがあるようで、穴を掘ったり枯葉を集めたりすると必ず蹴散らして行きます。
プノンペン周辺ではやや規模の大きな養鶏場も増えているようでしたが、この周辺では専ら農家の放し飼いが多いようです。隣の家には雌鶏が5・6羽いるみたいで、たぶん雄鶏は一羽を残して成長すると鶏肉として自家消費。
近くの藪で見た野鶏の雌。カンボジアで飼われている鶏の雌は色が濃い紫がかった黒っぽい色が多く、野鶏とは異なる種のようです。
サエンモノロムの市場ではどうも蠅のたかった肉を買う気になれず、それに冷蔵庫もないので鶏卵を買う機会が多くなってしまいます。何度かバラ買いをしたところ家に着くと1・2個は割れてしまうので、最近は10個入りパックを買うようになりました。5,000リエル(約120円)ですが日本の鶏卵と比べるとかなり小さめ。製造日も記載されているのでばら売りよりも安心かとも思えますが、よく見ると記載はベトナム語で「Son Lai Thieu 」とありました。Binh Duong省のLai Thieu。サイゴン川を挟んでホーチミン市12区と接している町。Go Vapに住んでいる頃、Binh Duongの工業団地に行く時に何度も通った町です。
プノンペンのスーパーではCPカンボジアの鶏卵も置いてありました。確かに、ここからプノンペンまで行くことを思えばベトナムのLai Thieuの方が遥かに近いわけです。そうとは分かっていても、毎日鶏の姿を見ながら暮らしているのにベトナム製の鶏卵を買うというのは何処か間違っているような気がします。
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