昨日の夕方、ネイチャーロッジに戻る100mほど手前の上り坂でガス欠。タンクのコックをリザーブに切り替えてもエンジンが掛かりません。前回給油してから144㎞しか走ってないので思わぬガス欠に戸惑いました。セルモータを回し続けるのを諦め、息を切らしながら坂道を押して歩くことにしました。ロッジに着くとリザーブ・タンクも空とは信じられず、ガソリンが詰まって落ちないのではいか・・などと思い、スタンドを立て力いっぱい車体を左右に揺すぶってみました。するとかすかに液体の揺れる音がします。期待を込めて更に揺すぶったところ、スタンドが足の親指の上を強打して激痛が走りました。それでもエンジンは掛からず仕舞。
ガス欠なのか故障なのかは判らず、親指の痛みは歩行困難。モンドルキリに来てから最悪の気分の夜となりました。一夜明けたきょうの朝、親指の痛みは消えていて普通に歩くことができました。先ずはガソリンを入れてみよう、とバイクで丘を下りました。途中上り坂が一か所あり、バイクを押すというよりは引き上げ、息を切らして一休みした時、道路沿いにある建築中の家の骨組の上からやや同情交じりの笑い顔が目に入りました。
ロッジから700mほど下ると橋の近くに小さな雑貨店があり、幸いその店でコーラ瓶に入ったガソリンを売っていました。1万リエルで2本入れて貰うと無事エンジンが掛かりホットすると同時に気分爽快。
昨日は胃の調子が悪く定食屋を避けてしまいましたが、8錠2,500リエルのメプラゾーレとかいう名の薬のお蔭できょうは痛みもなく昼はいつもの愛想の良い定食屋に行きました。鍋の蓋を開けて何を注文しよかと迷っていると、初めて見る顔の店員が控えめに「コンニチワ」と一言。驚いて聞いてみるとプノンペンの「さくら日本語学校で勉強してる」とか。一瞬、ここに日本語を話せる人が居たのか、と喜んだのはぬか喜びでした。
店のオバサンが嬉しそうに「子供三人がプノンペンに行ってるのよ」というようなことを告げました。この連休で三人とも戻って来てるようです。全国からプノンペンに人が押し寄せる水祭り祭日が、この三年間はプノンペンから息子や娘が里帰りする祭日となっているようです。
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