日曜日にベトナムのアンザン省に接するタケオ州まで行って来ました。この時期アンザン省をはじめベトナムのメコンデルタでは夏秋米の播種が終わり青々とした水田が広がる光景だと思うのですが、タケオの田圃ではまだ稲の植えられていない田圃が殆どでした。
メコンデルタをバイクで走るとメコン河からの夥しい水路を見ることになりますが、国境のカンボジア側ではその水路が殆ど見当たりません。ここ数日プノンペンでも雨が多いとは言え、タケオの水路は干上がったままの状態でした。
「Seed selection crucial, experts tell growers」
農業専門家は、この国のコメをより競争力あるものとするために、カンボジアの稲作農家に洪水や深い浸水に耐えられる種子を選択するように促している。
カンボジアの農民の間では、稲の種子選択への自覚はその重要性にもかかわらず限定的である、と農業協会CEDACのYang Saing Koma会長は言う。
「稲の種子選択はコメの生産量と精米輸出を増大させる重要な問題だ」と語る。
農業省もまたこの問題についての情報の普及の必要性を認識している。
今週、農業省は稲の種子選択技術に関するフォーラムを開催した。
専門家は、稲の種子選択は、2015年の百万トン輸出のゴールに到達する能力と密接な関連にある、と専門家は述べている。
月曜日のフォーラムで、Chan Sarun農業相は、農業省は国際稲作研究所と協力し過酷な環境下に耐え得る10種の種子を育てている、と語った。
「研究は発展である。もし研究が行われなかったら発展はない」とChan Sarun は述べた。「したがって、国の状態に相応しい洗練された農業技術の新しい研究と発展が必要とされている」。
「農業とカンボジア農民への投資が必要であり、特に食糧安全保障と精米市場での競争力の面で重要である」
カンボジアのコメの生産性-ヘクタール当り約3.17トン-は、タイやベトナムなどの近隣国と比較してかなり低いものである、とChan Sarunは述べている。
農業省の統計によれば、2011年と2012年のカンボジアのコメ生産は880万トン近くであり、前年を50万トン以上上回っている。
タケオ州バティ地区のコメ農家Uon Saphunは、去年まで彼女は植える種の種類を吟味することはなかった、と語った。
彼女はしばしばカンボジアのような過酷な環境には耐えられない種子を選択していたと言う。
「私は以前、Phka Khnhei と Neang Minhの種子だけを使っていたが、多くの収穫はなかった」
「しかし今年は、近隣の農家がそれを試して多くの収穫を上げたので、私はRomdoul種子に換えることにする」とUon Saphunは語っている。
Romdoulは耐性が高い種子である。
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012050255903/Business/seed-selection-crucial-experts-tell-growers.html
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