GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

サエンモノロムのマイクロファイナンス

2013-11-09 20:49:05 | 経済

昨日、夕食にサエンモノロムの町に行った時に一度会ったことのある青年に声を掛けられました。「勿論覚えてるよ」と答えたものの名前は一度聞いたことすら覚えておらずバツの悪い思い。アルファベット表記と発音が微妙に異なるため若い女性の名前すら覚えられずにいます。「タイから知り合いが来るので紹介したいから電話番号を教えて」くれとのことで、彼の携帯に掛けて番号を表示させるつもりが料金不足で繋がりません。5ドルで3Gのネットと通話を賄い、序に日本に一度掛けてしまったのが原因のようで恥の上塗り。彼はマイクロファイナンスで働いているということだったので尋ねてみると、「9.5%」の表記は一年定期の預金利率とのことでした。

        

9.5%を掲げているのは昨年12月にマルハンが買収したサタパナ。バイクで走りながら気を付けて見ると、76号線沿いにはエシレダ銀行の他、マイクロファイナンス機関がこのサタパナ、AMK、HKLの3店舗ありました。

    

これらは全国的規模のマイクロファイナンス機関で、以前に南部でも何度も目にしたことがありましたが、クメール字表記のため意味不明。マイクロファイナンスであることを知ったのも随分あとになってのことです。AMKの「12%」とは何のことなのか分からないので、ネットで検索して確かめました。サイトには英文表記もあり助かります。カンボジア・リエル建ての3年定期の年利率でした。一年だと10.5%でUSドル建てでも7.25%。

ベトナムの預金利率も一昨年、昨年とベトナム・ドン建てだと12%を超えるような利率でしたが、今はベトナム・ドン建て8.5%、ドル建てだと1.2%ほどです。それだけにカンボジアでのドル建て定期の利率の高さが際立っています。プノンペンで見た日本語の情報誌にPPCBの広告が掲載され、6.2%とあるのに驚きました。ACLEDAのドル建ては5%です。

プノンペン・ポスト紙によると7月総選挙後の政治的混乱によって預金引き出しが相次ぎ、全銀行システムの預金残高が6月末の72億ドルから9月末には66億ドルへと6億ドル流出したとのことです。

今朝は、農作業の最中に「ONG」ナンバー(王、長嶋、ジャイアンツではありません)を付けたバイクに乗った女性に声を掛けられ、手を休めてしばらく世間話をしました。因みに公務員は私用でも「STATE」ナンバーのバイクに乗っています。彼女は「saving group」のローカルNGOで働いているそうです。貯蓄組合みたいなものか、或はSavingが別な意味なのかは確かめられませんでした。



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