
雨は上がったものの曇り空。風も吹いて気温は上がりません。携帯電話の画面には最高気温25度、最低気温16度との表示。それでもネイチャーローッジのバンガローに泊まっていた時のようにベッドの中で身体が冷えて眠れないなどという日は一日もなく、山の中は湿度が高いせいだったのかも。気温としては日本の冬とは比較にならないわけですが、それでも胃の痛む寒さ。
以前ベトナムの高原地帯などて毛糸の帽子を被っている姿を見て「それほどの寒さじゃないだろうに・・・」などと不思議に感じていました。ここでも毛糸の帽子を被った女性を見掛けます。思うに寒さ対策ではなく、風で土埃が舞うので髪の毛が汚れないように、ということなのでは?町では温水器を売ってないのでプノンペンで買って車で運べるお金持ち以外は水洗髪。土埃に晒されれば一日で髪の毛はゴワゴワになってしまいます。
自分ではサイゴンでの生活で水シャワーの期間も長かったわけですが、ここではもう無理。そもそも今はシャワーもなく桶の水を掛けています。薪でお湯を沸かし、しかも昼間の気温の高い時間帯に身体を洗うようになりました。
そんな寒さにも拘らず蟻を初めとして昆虫の皆さんは依然として活発に生きておられて、目下の最大の敵は家の壁や柱の木を食い荒す蟻たち。スプレー式のゴキブリ用殺虫剤を使ってみたものの2本買って諦めました。効果はせいぜい1・2日だけ。蟻は種類も多く、木の上に葉を固めて大きな巣を作る茶色の蟻もいます。
鳥がこの蟻を捕食するようすもないので剪定挟みで枝ごと切り落としました。すると蟻は突然のことに地面に落ちて右往左往してましたが、家に戻ると一匹がズボンの中で這う感触がありました。慌ててズボンを脱いで裏返しても見当たりません。パンツの中まで入って来たのです。幸い咬まれませんでしたが。
それでも昆虫が居なければアボカドの受粉も困難になるので仕方ありません。マンゴーは腐敗臭を出して蠅をおびき寄せ受粉させるとか。アボカドの花にも蠅が来ることがありました。
ごみ溜めで成長した木なので腐敗臭はあるでしょうけど。
テントウムシより小さな甲虫やルーペで見て初めて虫と分かる小さなものもいました。この微小の昆虫は一つの花に4・5匹以上いることもあります。
一般的にはミツバチが受粉を媒介するそうですが、ミツバチの姿もありましたが、必ずしもミツバチとは限らないみたいです。蝶も毎日のようにアボカドの木の回りを飛んでいます。しかし、アボカドの木に止る姿は見たことがありません。
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