GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

二階建バス

2006-10-06 04:46:15 | 交通
朝、起きると二人の姿が見えません。大家さんが家賃を取りに来ても鍵がないので門扉を開けられませんでした。二人はそれぞれ朝食とカフェへ鍵を持って出掛けたようです。Dさんが一人で先に帰って来ました。朝は、腹が減って目が覚めるそうです。Dさんの携帯はまだT君が持ったままなので、T君に電話をするとカフェにいるとのこと。Dさんの携帯番号は郵便局からの電話が入るはずなので、再び取り替えて二人にそれぞれ携帯を持って貰わないと面倒です。カフェに出掛けてSIMカードを交換することにしました。T君は最近一人でカフェに行くことが多くなりました。好きな女の子ができた、ということではないようです。毎回行く店を変えています。

家に戻ると、「公安が来てて大変だった」とのこと。隣家の世話役の爺さんと大家さんも一緒で居住登録のことのようですが、「ベトナム語しか喋らない」から何を言われてもお手上げ状態だったそうです。隣家の爺さんがもう一度来て、台風被害への義援金を募りました。災害と義援金については頻度が高いせいか、爺さんの詳しい解説を聞くまでもなく趣旨は十分伝わりました。

T君は、きょうもまた一人でブラブラしたいとのことなので、事務所へは雨上がりを待ってDさんと二人で向かいました。PCを一台、バイクの後ろに跨るDさんが抱えることになりました。「運転し難いからPCは膝の上に乗せて」と当然の如く要求したところ、「足が地面に着かないのが不安」「股開いて乗ってるから狭いところは通らないで」などと言ってます。ベトナム人の女の子二人乗せるよりも重たい上に煩いヤツだ、とは思いましたが、考えてみればバイクの後部座席に乗り慣れない日本人が手を塞がれて掴まることが出来ずにバイクに乗る恐怖も当然です。体型や外見、日頃の言動からは思い至らないことではありますが。

ホッチキスを3個調達しなければならなくなり、どうせサンミゲルのビールも買わねばならないわけだから、とスーパーのMETROまで行きました。24缶買っても5日分にしかならないと言われ唖然。5日後また買いに来るのも面倒です。他に持ち帰るものもあったので12缶入りを3箱買いました。何故か24缶入りは@75Kドンなのに12缶入りは@70Kドンでした。その帰り道、国道を2階建てバスが通ったのを見てDさんに教えると、「四トロのマークが付いてるのが変だなー」と一言。ビールは買いましたが、まだ飲んではいない筈。酔っ払いの戯言を昼間からは勘弁です。40年近く前の新左翼用語をそのまんまで連発するところはビアオム先生と変りません。「そういうこと言ってるとヤマダさんに言いつけるよ」と時には恫喝してみるのですが、「ヤマダの引越しの時に車を運転しててぶつけちゃったんだけどさー、後ろをちゃんと見ててくれたと思ったんだよなー・・・」などとこれまた古い話の言い訳が始まります。

H君が来たので「Dさんはさー、自分がミスすると直ぐ他人のせいにして言い訳するんだよ。ベトナム人そっくり」と言いつけると、H君は「それなら、ここで生活するのに合ってるんじゃない。大丈夫やって行けるよ」と励ましてくれました。