この週末、多くの時間を子供たちと過ごしました。
土曜日はキッザニア、日曜日は国立科学博物館で開催されている大学サイエンスフェスタというイベントに行って来ました。両方とも、子供たちが強く「行きたい」と言っていたものです。親の立場からすると、どちらも子供の教育のために、大変良いものであり、またこのように子供たちが強く意思表示をしたものについては、そのきっかけをうまく汲み取ることが、親にとって、とても大切なのだろうと思っています。
よく聞く話ですが、とかく教育を頑張ろうと思う親は、自分が考える型に子供をはめてしまい、それがかえって、子供の反発を招くということになりがちのようです。結果として、子供はなかなかうまく育ってくれないことになります。それは、子供の意思を無視した一方的な親の押し付けが原因なのだろうと考えられます。
子供たちは、必ずそれぞれ良い所を持っているものですし、それは彼らの言動の中に、きちんと表れているのではないかと思います。そして、そうした良い所を伸ばしてあげれば、子供たちは大きく立派に成長していくことになるのでしょう。そうした意味で、「××に行きたい」、「××をやりたい」、「××を見たい」というのは、子供たちが伝えてくれている大切なサインだと考えられます。親としては、こうしたサインを見逃さず、子供たちの良い所を、どんどん伸ばしていきたいものです。
-子供が学業に向いてくれない-
こんな悩みもあるでしょう。しかし、そんな不満ばかりをぶちまけてしまったら、それは、ただの「親が考える理想型」になってしまいます。大切なことは、子供に学業の大切さや楽しさを感じ取ってもらうことであり、自ずと興味を持ってもらえるような流れを作り出すことなのでしょう。子供に対して、学業を一方的に押し付けるのではなく、子供と対話をしながら、彼らを導いていく先に、たまたま学業があるという具合かもしれません。こんなイメージで子供と向き合うためには、親の側にも、相当な準備が必要になるでしょう。そもそも「学業とは何たるか」について、親がきちんと理解していなければ、そのあたりの曖昧さを子供に見透かされてしまうことにもなります。そういう意味で、教育は文字通り真剣勝負です。
私自身、子供を抱えている親であり、これらを完璧にこなしているとは思いません。ただそれでも、常に上記のような問題意識を持って、自問自答を繰り返しながら、最終的に、きちんと胸を張れる子育てをしていきたいと思うのでした。