バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

自覚症状のない胃癌

2010年01月28日 | 自覚症状 胃がん
こんばんは。
今日は、乳がん寄与歴のある方が胃透視に来られました。
うちでの胃透視は5年以上ご無沙汰だったようです。

さて、この方は、胃癌の所見を呈していました。
この方の自覚症状は食欲あり。身体はかるい。
体重減少なし、心窩部痛もなし。
特に症状は認めませんでした。空気量を少なく撮影したり、多く撮影したりしても、病変の見栄えには、ほとんど差が見られませんでした。
胃癌は胃の粘膜からできますが、かなり胃の粘膜より深いところまで、がんが浸潤している可能性の高い症例でした。


胃癌とは恐ろしいものです。

検診で胃癌に出会うたびにその自覚症状を掲載していこうと思います。

毎年、胃透視を受けていれば、もっと早い段階で発見されたのではないかと、悔やまれます。