バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

胃透視におけるバリウムの濃度

2011年03月19日 | 胃(全般)
こんにちは。先日の研究会に参加された方々。お疲れ様でした。
先日の研究会で行われたフィルムリーディングでは、バリウムの適正濃度や、消泡液の使い方のレクチャーになりました。
私が持参したフィルムを評価してもらったのですが、どうも胃粘膜面がべたついているとのことでした。粘膜面のバリウム付着は割と良いという評価でしたが、べたついているため、微細な病変があっても指摘しづらいのではないかという評価を頂きました。

ちなみに、当センターで用いているバリウム濃度は200w/v%。少量のバリウム(原液です)で発泡剤を飲用させて検査を行っています。消泡液は約5cc入れています。これは、希釈したバリウムの中に添加させています。


ちなみに研究会では、もう少しバリウム濃度を下げたり、消泡液の量を減らすなどの案をいただきました。
来週、早速実践に移していこうと思います。

次回の研究会もフィルムを持参して評価してもらおうと考えています。
普段からこのような研究会に参加させていただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。