村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

葬儀

2017年06月12日 | Weblog
知人の葬式に参列した、三刀屋の葬祭会館での葬儀である・・・
近頃は宅葬はほとんどなくなった・・・
死ぬほど大事は無い・・・と昔の人は良く言っていた・・・

宅葬の場合は・・・葬儀の会場準備から賄い方、お寺さんの手配から送迎、買い出し、連絡、記録などなど、当家に代わって考えられる一切のことを集落で行なわなければならなかった・・・・

土葬の時代は墓掘り、棺桶つくりまで2~3日の内に完結させる仕事だった・・大事になるのは当たり前だ・・

人の死は、大事(おおごと)でもあるが大事(だいじ)なことでもあることを、集落全体で共有していた・・・

宅葬する家が少なくなってから・・・
人の死の大事感が薄くなったような気がする・・・


流れるような葬祭会館での葬儀は、荘厳さもあり、合理的で垢ぬけている・・・

昔は、集落の世話役が進行司会まで行っていたが・・・
なれない司会では・・つい間違えることが多々あった・・
「当家の大事なお坊様がお亡くなりになりまして・・」と菩提寺のお坊さんまで死なせてしまうことなどもあったそうである・・・
ほとんど熊さん、八さんの落語の世界の様な話である・・・

笑うに笑えない場所での失敗は、終生噂話でその人について回ったと言う・・・
人の生死が人間味あふれる時代の話である、
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