村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

蝦蟇の葉注連の是非

2024年08月03日 | Weblog
集落内を走る市道の草刈り作業に出る・・・
炎天下での草刈り作業は、労働量よりも暑さに参る・・・

人口減少化でだんだんと参加者も減るので将来が危ぶまれる・・・
市道の草刈り奉仕作業も・・市にお返ししたいが・・・
市側も他に方法が無いのか・・・色よい返事はない・・・

作業が終わってから連絡会では・・・
村の氏神さんの頭屋組が今年は回って来るそうだ・・・
その年の頭屋組では神社の注連縄を新しい注連縄に変えることが仕事である・・

集落内の最年長になった今、しめ縄制作は私の仕事だったが・・・
稲作を止めたので新しい藁がない・・・集落内にもほとんど藁は無いそうである・・

近所の休耕田に、蝦蟇穂が繁茂して大きくなっているので・・・
「蝦蟇の葉で注連縄を作ったらどうだろうか?」と提案したが・・・
今時の若者は蝦蟇もわからない・・・

蝦蟇で作る注連縄は邪道のように思えるが・・・
そもそも蝦蟇と神様は縁が深い・・・

出雲大社の大国主命は、皮を剥がれた兎を蝦蟇の穂で救った話があるではないか・・・
休耕田に生えている蝦蟇は近年ますます勢いを増して来た・・・
しめ縄材料になるのなら・・・休耕田の有効活用にもなる・・・
将来にわたってしめ縄材料の稲藁調達に苦労することも無くなる・・・蝦蟇の葉は丈も長い・・見た目もきれいだ・・

後は・・伝統にうるさい総代さん達や宮司さんが良しとするかどうかだ・・・

持続可能な社会に向かうには改革も必要だ・・・


コメント
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