村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

失いたくないもの。

2008年10月16日 | Weblog
今度の土曜日には、地元の子供達と芋堀体験の予定である。
芋畑の状態を見に行ってみた。
芋畑を借りているYさんは、ご主人とお姑さんが長期入院中なので、今一人で住んでおいでだ。

日当たりのいい、こざっぱりと道端の草を刈ってある道を辿っていくと行き止まりに御家がある。 
農業に熱心に取り組んで居られたご主人の意思を大切にされて、Yさんも頑張っておられたがいかんせん女手一つでは稲作も適わないと、今は美田も不耕作地になっている。

高齢化社会を迎えた、山村の典型的な姿だ。
誰かに耕作を頼もうにも、山村故の水利や地形の悪条件から引き受け先がない!

食料自給率50%を目指して、国を挙げての農村振興が叫ばれているが、最末端の山村の農業は風前の灯火の様にか細い状態である。

Yさん宅の前の畑には、大根、白菜・・といった秋野菜が瑞々しく成長している。
こんな豊かな山村を失いたくない。

コメント
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