村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

つづり

2006年07月09日 | Weblog
今年度の入間水車の会の活動のひとつに、裂き織りの復活をあげている。
むかし、古着の布を裂いて機を織り、野良着を縫ったり、帯にしたりしてたそうだ。
してたそうだと言っても、私も多少の記憶がある。
山から薪を運搬する時など、つづりと言っていた、裂き織りで仕立てた袖なし状の上着を着てる人をよく見かけた。
私の母などは、確か、裂き織りの帯を野良着の上に締めていたように思う。

いまは、あまり見かけることは無いが、穴見のY家につづりがあるといっておられたので、お借りしたいと御願いしたら、持ってきてくださった。 本当に感謝する。

見た瞬間、素朴な色合いとシンプルな仕立て、そして重厚な手触りに思わず感嘆の声をあげた。 なんという美しさだろう!
金襴緞子とは別の価値での美しさだ。 山村に生きて来た、私の先祖からの遺伝子の血が騒いだ。
 
今年の仲間たちとの活動に、夢が広がった!  


コメント (5)
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