ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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変化を楽しむ

2017-02-02 | 育児
 思い出にしたい写真は大事にとっておくことがあります。

  そして、写真を見れば、あたかも現実に起こっているかのように懐かしい思い出が現実のように鮮明に浮かんできます。

  私たちが身につけた価値観もそれに似ています。

 例えば、時間厳守の人が、人と待ち合わせをしたとき、相手が時間に遅れてきた状況は、思い出の写真を見た時と同じ状況です。

 時間厳守の場合は、時間に遅れた相手を眺めた時、「時間を守らないのは許せない。」という思いと共に、懐かしい思い出とは違って、嫌な感情が沸き上がります。

 時間厳守という価値観がそれほどなければ、嫌な感情を沸き上がらせることなく、相手と楽しく過ごすことができるかもしれません。

 時間厳守という価値観は、時間についてうまく対応できなかった幼い過去の自分がその時を生き抜くために作り上げた価値観です。

 今の自分ではありません。

 もし、この価値観を緩めて対応できる自分ならば、今生きている状況ではよりうまく生きていかれるかもしれません。

  古い価値観に生きるのではなく、それを緩めて、

 「してもいいし、しなくてもいい。」
 「どちらにしようか、自分で決めよう。」 
 「今は、これが大事だ。」

 と冷静に判断し、叱るべきか、気にしないでおくべきかなどと決めて対応できる自分になることが生きやすいはずです。

 ところが、感情が伴っているため、やすやすと価値観を緩めることはできません。

これまで、大事にしながら、今の自分を作り上げた価値観です。

 何とか緩めたいけれども緩められないと葛藤することになるかもしれません。

 この問題の解決には、この価値観が根深くなった背景を探ることが重要です。

 「過去にどのような体験があって、この価値観を作り出したのだろう。」と探ります。

 もしかすると、
 ・時間を守ることで誰かに褒められたのかもしれません。
 ・時間を守ることで関係がよくなり心地よさを得たのかもしれません。
 ・時間を守ることで誠実な人だと言われたのかもしれません。
 ・時間を守れず、ひどく叱られたのかもしれません。
 ・時間を守れず、大きな失敗をしてしまったのかもしれません。


 そのことから、「時間を守ることは大切だ。」として体に染みつくまで大事にしてきたのかもしれません。

 そして、時間を守り続ける自分を貫き通してきたことになります。

 この根深さの原因に気づくと強いこだわりが緩みます。その体験をしたときの自分は、まだ若くてうまく対応するすべをもっていなかったかもしれません。

 「遅れるには、何か事情があるかもしれない。」「誰でも遅れることはある。」などと考えることができれば、相手を責めたり、自分を責めたりしなくなります。

 過去の自分では対応できなかったかもしれませんが、今の自分ならそれは可能です。

 過去の自分がこの価値観を大事にしなければならなかった背景がわかれば、それを認め、許すことができるはずです。

 「あの価値観を見つけた背景には、未熟な私がいたからで、仕方なかった。でも、今は違いう。もう未熟ではない。」と。
 
その結果、
 「どうしたの?何かあったの?心配していたよ。」と相手を気遣う優しさという価値観が新たに顔を出すようになるかもしれません。

 奥にしまってある根深い価値観程、大切にされていたことになるので、その根深い価値観が緩むことでの変化は、かなり大きな変化として、周りの方々は感じることになります。

 覚悟と勇気をもって根深い価値観と向き合うことが、今の自分らしい判断を作り出すことになります。

 これは、覚悟と勇気をもって自分を見つめたご褒美のようなものです。

 変化することは、決してマイナスにはなりません。

変化を大いに楽しみ、もっと自由で柔軟に対応できる、あなたになってください。

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