目の前にいる子どもたちとこんな学級を作りたいという気持ちで、学級に合ったルールを丁寧に教え、少しずつその形が見え始める頃になってきました。
「自分たちの学級だから、自分たちで考えなさい。」と子どもに全部押しつけて、教えないでいると、どのように動いてよいのかわからずに戸惑っている姿が多くなり学級としての形が定まりません。
今のこの時期の子どもたちは、新しい学級という集団に慣れることで精一杯です。これは、子どもだけではありません。
お互いにけん制し合いながら、様子をうかがうことはよくあります。動けなくても仕方がありません。動けないのが自然です。
ですから、ルールとして示さなければならないことがあるということです。そして、この丁寧さの差が学級作りの差となって現れます。
形をきちんと作るというよりも、子どもたちが動きやすい形を示していると考えた方がよいかもしれません。ですから、今後もっと過ごしやすい形に変化する余地も残しながら、子どもたちに示しているという気持ちが大事になります。
子どもたちは、安全で安心できると判断した時に初めて、自分らしく動き出します。
たくさんのルールを一度に身につけることはできません。失敗することはあります。
その時に一番助けになるのが、仲間の支えです。声をかけ合って助け合える仲間にすれば、ルールも早く身に付きます。
決めたルールに沿って動ける子どもを見つけて褒めることはきっと多いでしょう。
しかし、それよりももっと大事なことは、仲間にルールに沿って動くように声をかけたり、手伝ったりする「できない仲間を支える子どもたち」を褒めることです。
これが子ども同志のつながりを密にします。
個々の頑張りだけを認め励ましていると、仲間作りはなかなか進みません。
今私たちが子どもたちに示すルールは、今できなくても、時間をかければできるようになっていくルールばかりです。ですから、今のこの時期に仲間と関わりを作ろうとする子どもに目を向けることは、学級作りに大いに役立ちます。
<学級の仲間に声かけができる子>
・学級の仲間だと認めているから、声かけができる。
・一緒に頑張ろうという気持ちがあるから、声かけができる。
・関わりをもちたいと思っているから、声がかけられる。
・自分はできていると思っているから、声がかけられる。
・何をすべきかわかっているから、声かけができる。
・どんな価値があるか知っているから、声かけができる。
・自分ではなく、仲間に目を向けているから声かけができる。
真の学級のリーダーは、この中にいます。仲間に目を向けてよりよい生き方を目指している子どもだから、声かけができるのです。
自分のことだけしか考えない子どもは、声をかけることはできません。
できることばかり褒めていると、仲間への配慮する子どもは、なかなか認めてもらえません。時々、「まず、自分の事をしなさい。」と叱っている光景を見ることがあります。
仲間と一緒に頑張ろうと子どもたちに声をかけている私たちです。
それを実行している子どもは、この声かけに現れているのです。教師の働きかけ一つで、焦点が決まります。個々の頑張りに目を向けるか、それとも仲間とのつながりに目を向けるかどちらでしょう。
今の指導では、ひょっとすると、自分のことだけを考えている子どもを育てているかもしれないと疑ってみる必要があります。
自分の事であっても、仲間と関わりをもちながら取り組もうとする子どもに目を向けているかどうかを見つめてみたいものです。
声をかける子どもたちには、
「学級の仲間だと思っているから、声がかけられるね。」
「優しいね。友達のことを心配してくれるんだね。」
「声をかけてくれるんだね。仲間を思いやる気持ちが伝わってくるよ。」
「友達の事も考えられる素晴らしい子だね。」
「仲間と一緒に頑張ろうという気持ちが伝わってくるよ。」
「そうだね。みんなが揃って初めて、学級として揃ったということだね。」
などと声をかけたいものです。
声をかけられた子どもたちには、
「あなたを学級の仲間だと思っていてくれるから声をかけてもらえるんだよ。」
「優しいお友達がそばにいてよかったね。」
「嬉しいね。一緒に頑張ろうと助けてくれるお友達がいるんだね。」
「あなたのことを心配してくれる仲間がいるから安心だね。」
などと声をかけたちものです。
子ども同士のつながりを作るのは、教師です。このような言葉かけが子ども同士をつなぎます。助けてもらう子も助けられる子もどちらも嬉しくなる言葉かけです。そして、お互いを結びつけることになります。
学級の仲間意識が弱いと思えば、意識させる声かけをもっと増やす努力が必要になります。まずは、教師から働きかけることです。
「自分たちの学級だから、自分たちで考えなさい。」と子どもに全部押しつけて、教えないでいると、どのように動いてよいのかわからずに戸惑っている姿が多くなり学級としての形が定まりません。
今のこの時期の子どもたちは、新しい学級という集団に慣れることで精一杯です。これは、子どもだけではありません。
お互いにけん制し合いながら、様子をうかがうことはよくあります。動けなくても仕方がありません。動けないのが自然です。
ですから、ルールとして示さなければならないことがあるということです。そして、この丁寧さの差が学級作りの差となって現れます。
形をきちんと作るというよりも、子どもたちが動きやすい形を示していると考えた方がよいかもしれません。ですから、今後もっと過ごしやすい形に変化する余地も残しながら、子どもたちに示しているという気持ちが大事になります。
子どもたちは、安全で安心できると判断した時に初めて、自分らしく動き出します。
たくさんのルールを一度に身につけることはできません。失敗することはあります。
その時に一番助けになるのが、仲間の支えです。声をかけ合って助け合える仲間にすれば、ルールも早く身に付きます。
決めたルールに沿って動ける子どもを見つけて褒めることはきっと多いでしょう。
しかし、それよりももっと大事なことは、仲間にルールに沿って動くように声をかけたり、手伝ったりする「できない仲間を支える子どもたち」を褒めることです。
これが子ども同志のつながりを密にします。
個々の頑張りだけを認め励ましていると、仲間作りはなかなか進みません。
今私たちが子どもたちに示すルールは、今できなくても、時間をかければできるようになっていくルールばかりです。ですから、今のこの時期に仲間と関わりを作ろうとする子どもに目を向けることは、学級作りに大いに役立ちます。
<学級の仲間に声かけができる子>
・学級の仲間だと認めているから、声かけができる。
・一緒に頑張ろうという気持ちがあるから、声かけができる。
・関わりをもちたいと思っているから、声がかけられる。
・自分はできていると思っているから、声がかけられる。
・何をすべきかわかっているから、声かけができる。
・どんな価値があるか知っているから、声かけができる。
・自分ではなく、仲間に目を向けているから声かけができる。
真の学級のリーダーは、この中にいます。仲間に目を向けてよりよい生き方を目指している子どもだから、声かけができるのです。
自分のことだけしか考えない子どもは、声をかけることはできません。
できることばかり褒めていると、仲間への配慮する子どもは、なかなか認めてもらえません。時々、「まず、自分の事をしなさい。」と叱っている光景を見ることがあります。
仲間と一緒に頑張ろうと子どもたちに声をかけている私たちです。
それを実行している子どもは、この声かけに現れているのです。教師の働きかけ一つで、焦点が決まります。個々の頑張りに目を向けるか、それとも仲間とのつながりに目を向けるかどちらでしょう。
今の指導では、ひょっとすると、自分のことだけを考えている子どもを育てているかもしれないと疑ってみる必要があります。
自分の事であっても、仲間と関わりをもちながら取り組もうとする子どもに目を向けているかどうかを見つめてみたいものです。
声をかける子どもたちには、
「学級の仲間だと思っているから、声がかけられるね。」
「優しいね。友達のことを心配してくれるんだね。」
「声をかけてくれるんだね。仲間を思いやる気持ちが伝わってくるよ。」
「友達の事も考えられる素晴らしい子だね。」
「仲間と一緒に頑張ろうという気持ちが伝わってくるよ。」
「そうだね。みんなが揃って初めて、学級として揃ったということだね。」
などと声をかけたいものです。
声をかけられた子どもたちには、
「あなたを学級の仲間だと思っていてくれるから声をかけてもらえるんだよ。」
「優しいお友達がそばにいてよかったね。」
「嬉しいね。一緒に頑張ろうと助けてくれるお友達がいるんだね。」
「あなたのことを心配してくれる仲間がいるから安心だね。」
などと声をかけたちものです。
子ども同士のつながりを作るのは、教師です。このような言葉かけが子ども同士をつなぎます。助けてもらう子も助けられる子もどちらも嬉しくなる言葉かけです。そして、お互いを結びつけることになります。
学級の仲間意識が弱いと思えば、意識させる声かけをもっと増やす努力が必要になります。まずは、教師から働きかけることです。