ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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これから起きること

2011-04-05 | 育児
 4月のこの時期には、多くの人が夢や希望をもち、やる気に満ちあふれています。
 これから起きるであろう事は、予測できないけれど、夢や希望をもつことで、前向きになることができます。
 しかし、現実的に考えると、これから起きることの中には、自分がしたいことばかりではなく、したくない事もあれば、しなければならない事もあります。

 したくない事やしなければならない事が多くなると、夢や希望が現実から次第に離れていくように感じます。
 こんなことをしていたら、夢や希望が叶わないのではないかと不安を感じることもあるでしょう。
 そして、夢や希望をもって生きることを忘れ、現実に起きることに振り回されて忙しく毎日を過ごすことになってしまいます。

 ここでじっくり考えてみたいことは、私たちの過去において、「後から振り返ってみるとあの時のあの辛い体験があったから、今の自分があるのだ。」と考えることがあるということです。

 これからしなければならない事やしたくない事が、ひょっとするとその先の自分にとってどれ程重要な意味をもっていることなのかを予測できません。
 
 私たちは、常に未来を現在という時点から見て、勝手に判断しています。

 未来の「先にある未来」という時点から、未来を過去のものとして見ることができたら、それがどれ程重要な事になっているかもしれないと考えることができます。

 事の意味づけは、どのようにでもなります。したくないと思ったことでもひょっとするとこの「先にある未来」から見るととても重要な事としてとらえることもできます。

 つまり、しなければならない事やしたくない事でも、「ひょっとするとこれから先の自分の人生に役に立つことがあるかもしれない。」と思ってすることの方が、現実の感じ方で判断するよりもやり甲斐をもたせる事ができるのではないでしょうか。

 「物事には、必ず肯定的な意図がある。」・・・・これが先の未来から今を見る視点になります。

 「したくない辛いことであっても、何かきっと役に立つはずだ。」「しなければならないことも、何か意味があるはずだ。」と考えながら、サクサクと事を進めていくことがどれ程重要なことなのかがわかります。

 私たちは余計な事にエネルギーを使ってしまいます。したくないと思えば、事を始める前にその思いを変えるためにエネルギーが必要になります。これでは、する事に使うエネルギーがとられてしまいます。すべてのエネルギーをする事に使うためには、この思いに振り回されず、サクサクと事をする自分を作り出さなければなりません。

 効率よい動きを創り出すことができるのは、この無駄なエネルギーを使わずに事をしている状態にあります。

 愚痴を言ったり、責任を転嫁して逃げ出そうとしたりすることがあるとすれば、それは、無駄なエネルギーを使っているということになります。

 事に集中することなく、無駄口をしながら事を進めているとすれば、それは、無駄なエネルギーの放出でしかありません。

 すべてを受け入れ、「先の未来」から自分を見つめ、「きっと自分にとって何か意味のあることだ。」と価値付けながら、取り組むことができれば、嫌だと思うことが少なくなるのではないでしょうか。

 意味づけをするのは、今の自分です。そして、未来を生きるのも自分です。

 未来を悲観して苦しんでいるのは、今の自分から未来を眺めているからです。「先の未来」から未来を眺めてみたら、悲観することではないかもしれません。
 
 「物事には、すべて必ず肯定的な意図がある。」・・・・どんな意図なのか、それを決めるのは、自分です。
 価値あるものだと決めることができる自分にすることが、未来を楽しく生きるポイントになります。
 
 これから起きることを起きたこととして、「先の未来」から未来を見る視点の当て方をするとこれから起きることが変わって見えます。
 
 悩んだり、苦しんだりする必要がないかもしれません。無駄な時間を費やしているのかもしれません。