ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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指導のコツをつかむ

2010-04-05 | 育児
あるおじいさんが孫を連れて、鉄棒の練習に学校へ来ました。2人のお孫さんの鉄棒の練習の様子を少し観察していると、少し問題点が見えてきました。
 逆上がり練習器を使っているのですが、ひじがのびてうまく回れないのです。そこで、ひじを曲げて回るようにアドバイスをしました。
 上の子は、すぐにこのことを取り入れて練習をしました。
「できた。」と喜ぶ上の子の姿を見て、私は、安心してその場を立ち去りました。
 ここで、振り返ってみたのですが、なぜ、子どもの姿を見て、すぐに問題点を見つけることができたのかということです。
 これは、今までに逆上がりの指導をしてきた経験があったからだと思いました。
 同じような躓きをもった子どもをたくさん見てきています。その子どもたちに姿と目の前にいる子どもの姿を重ねてみているのだろうと思いました。
 きっとその経験がなければ、問題点としてひじに着目することはなかったと思います。
 私たち教師は、こうした経験を身につけることで指導力をアップさせてきています。いくら経験を積んでも、見えないものは、見えません。指導して体験を積んだから話すことができたのだろうと思います。
 自信がないからできないと諦めていると、体験することなく年だけを重ねていきます。与えられた機会を指導力を高めるチャンスと捉え、前向きに考えていきたいと思います。
 そして、その取り組みが将来で合うであろう子どもへの指導の役に立つのです。
 新しく受け持たなくてはならない内容は、避けるのではなく、いかに今の自分に取り入れたらよいのかを考えてみたいと思います。まずは、挑戦です。