ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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指導を悔やむことかれ

2010-02-12 | 育児
 これまでの指導を振り返ってみると、きっとやり足りないと感じたり、子どもをもっと伸ばせたはずだと思ったりすることがあると思います。残りわずかとなり、ちょっと焦りを感じるのがこの頃です。しかし、焦っても何も問題は解決しません。ただ、気持ちにゆとりがなくなるだけです。十分な指導ができなかったとしても、あなたは精一杯今までやってきたのです。今ここで方針を変更したり、今までの指導を止めてしまったりしてはもったいないと思います。
 自分なりにやり切ったという思いがなければ、次には進めません。中途半端になると、どちらがよかったのだろうと不安が残ってしまいます。ですから、この時期には、開き直って「今のままでよし。」と自分に言い聞かせてすべきことをやりきることに専念したいと思います。そして、1年を終えるときに振り返りをしたいと思います。
その時までに、自分の取り組みを整理して、振り返るための材料を用意しておく必要があります。
1 学級経営をする上で大切にしてきたことは何か。
2 その大切にしてきたことを確かめるための子どもの姿は何か。
3 その大切にしてきたことを伝えるための手立てはいくつあったか。
4 その手立て1つ1つは、機能していたか。
5 その手立てをより効果的に利用するための改善点はないか。
6 学級の文化として根付いただろうか。
7 保護者からの支持は得られただろうか。
8 大切にしてきたことをどの程度広げることができただろうか。
9 大切なことを伝えることからの学びはあっただろうか。
 一人よがりになっていると思い込みで事を進めてしまいます。指導の反応をきちんと捉えておく必要があります。
 例えば、子どもが使う言葉や態度、保護者からいただく言葉、同僚の見方、上司から受ける言葉など様々な情報を得ることができます。自ら尋ねてみるとさらに多くの情報が入ってきます。振り返りは、自らの力を高めることになります。至らない点に気づけば、次はそれを大切にしようと思います。そして、改善の努力をします。
 私たちは、一種の職人技をもっています。ですから、知らぬ間に努力しています。そして、磨いています。
 ですから、今の自分の指導は、まずはよしとして最後までやりきることが重要です。今のあなたでいいのです。続ける価値のあるあなたです。お互いに頑張りましょう。