ひよりの音楽自己満足

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はちみつぱい  ロック画報26

2016-08-14 16:08:46 | Books
 先日のこと、いつものようにtwitterをチェックしてみると、とあるフォロワーさんが“5/15に<はちみつぱい>のライブを観に行った“との記事があってビックリ!「へー、再結成してライブやったんだー、すげー」って感じで。その時はそのぐらいの感じだったんですけど、ある日、会社の帰りにいつものように駅の書店に立ち寄って音楽コーナーを見たら・・・この本があって超ビックリ!再結成してさらにこのネット全盛で本が売れなくなってきたこのご時世に特集した本が発売されるなんて、物凄いことだったんだなって、本当に驚きました。なので即購入です。
 <はちみつぱい>は、<鈴木慶一さん>が、<あがた森魚さん>との出会いから始まって、1970年秋くらいからその名前が見え隠れするようになり、71年秋より鈴木さんが主体となって本格的に活動され、その後メンバーチェンジがあるもののの、73年10月に唯一のスタジオアルバム「センチメンタル通り」を発表されます。が、1年後の74年に惜しまれつつも解散。(詳しくは本にメンバーの皆さんのインタビューとともにたーっぷりと書かれておりますので、ここではごくごく簡単に)。<はっぴいえんど>とともに日本語ロックの元祖と言っても過言ではないこのスーパーバンドがスタジオアルバム1枚のみとは、なんとも惜しいっす。<はちみつぱい>はその後、1988年に再結成ライブを行い、翌89年にライブアルバムを発表。そして昨年2015年に鈴木さんの45周年記念コンサートでライブを行われ、今年2016年には5月9日に大阪で、5月15日に東京で再びライブが行われ、7/20にライブアルバムが発表されました。さらに10/5にはこのライブ映像と貴重アーカイブが収録されたDVDが発売予定でそうで。楽しみっす。
 この本にはCDが添付されていて、1974年9月18に日仏会館で行われたライブから「塀の上で」「こうもりが飛ぶ頃」「煙草路地」の3曲が収録されています。必聴です。
 70年代初期の日本ロックの礎を創ったバンドがこうして蘇ってくれるのは嬉しいことです。



 そういえば、10年くらい前にこのブログの前身となる、今は閉鎖してしまった自分の別趣味のHPの音楽コーナーで、当時の友人に<はちみつぱい>のことを教えてもらって、アルバム「センチメンタル通り」を購入したんですけど、その後いろいろあってアルバムを手放しちゃったんですね。もったいないことしたなぁ・・・

 で・・・ハードディスクを検索してみたら、当時の自分のレスデータが残っていました。

 “○○○さん、いらっしゃいませ~!新スレを立ててくださってありがとうございます。<はちみつぱい> 自分は知らないもので、いつものように某通販サイトのレビューを見てみたんですけど、皆さん絶賛されていてビックリ!なかには「日本ロック史上に残る超名盤!これほど優れた感性を表現したアルバムは他にない!」って。そして「彼らこそ最初で最後のロックバンドであり、歌い手だ!」って。ここまで絶賛されたらもう聴いてみなければ。 ということで今日会社の帰りにすぐCD店へ。アルバム「センチメンタル通り」。速攻で買って、即聴きました。で・・・一言 「素晴らしい!!」。ゆったりしたテンポの心にしみいるような楽曲の数々に聴きほれてしまいました。「塀の上で」。これぜひ矢野さんのバージョンも聴いてみたいですね。ピアノもいいし、間奏のバイオリンもGoodです。「土手の向こうに」もブルースハープと、この音はバンジョーかな?サビのところで変拍子がはいっていてその微妙な歌いだしもいい味だしてますねぇ。「ぼくの幸せ」はこの切ない弱々しい歌い方がこれまたハマってますねぇ。目を閉じて聴いていると泣けてきちゃいそう。「薬屋さん」はこれはマンドリンかな?いい感じですね。「釣り糸」は素朴な感じがいいですねぇ。イントロのバイオリンとベースの単音弾きが印象的です。インストの「ヒッチハイク」はややアップテンポのカントリー&ウエスタン調がアルバム全体を通していいアクセントになってますね。ここまで聴いていてふと気がついたのは<雨>がキーワードになっているような。最初は雨降りでジメジメしていて嘆いているような感じ。それが雨上がりのさわやかな感じになって、日が差して気分が明るくなってきたような、するともう夕方、そして月夜に・・・って雰囲気が感じられました。それと早弾きの話もありましたが、多様な楽器が使われてますけど、適材適所というか非常に効果的に使われてますね。決してテクをひけらかすようなものではなく、さりげなくここってときに使われているんですよね。アルバム評には「70年代前半のダウンタウンの色彩と香りをそっくりそのまま<音の缶詰>にしたようだ。」って書かれていました。まさにそんな感じですね。そして「ハートに強烈に訴えかけてくるのではなく、さりげなく共鳴させられ、やがては涙さえ・・・」とも。スタジオアルバム1枚きりとはほんともったいないです。素晴らしい作品を紹介してくださってありがとうございました。”

 今さらですが、○○○さん、ありがとうございました。

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