ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

千年コメッツ

2009-08-26 07:32:39 | J-POP
 <カルメン・マキ&OZ>ですんごいぶっというねりまくりのベースを聴かせてくれたベーシスト<川上シゲさん>、そしてタイトでパワフルなドラムを聴かせてくれたドラマー<武田治(チャッピー)さん>。お2方がその後参加されたバンドを追っていくと、このバンドが見つかりました。1987年にヴォーカリスト<高鍋千年さん>が中心となって活動を始めたロックバンド<千年コメッツ>です。メンバーは千年さん・シゲさん・武田さんの他、女性ギタリストの<長井ちえ(CHIE)さん>、キーボードの<海老芳弘さん>の5人編成です。
 87年2月にデビューアルバム「Timeless Garden」を発表し、5月にはシングル「Access in Access」を発表。そして10月には2ndアルバム「Nostalgia」を発表し、12月にはシングル「Dilemma」を発表。翌88年5月にシングル「流星一夜」を、そして11月には3rdアルバム「The Edge」を発表。精力的に活動されるもののこのアルバムを最後に解散されたようです。
 サウンドは、超イケメンでクールでかっくいい千年さんの、ややハスキーで高音域のかなり特徴ある声がフューチャーされたヨーロピアンなオシャレでクールなポップロックです。
 今回は2ndアルバム「Nostalgia」と、3rdアルバム「The Edge」を簡単に紹介させていただきます。まずは「Nostalgia」。
 アルバム1曲目は「Welcome To My Garden/ガーデンテラスに青い鳥」。幻想的なサウンドからゆったりとクラシカルな雰囲気で荘厳にはじまり、そしてストリングスのアップテンポのリフからパワフルなドラムがはいって軽快で明るく爽やかでノリノリのポップロックに。時折はいるベースのフィル、かっくいいっす。間奏ではキーボードリフをバックにベースソロも。終盤はドラムも叩きまくりで、ベースもうねりまくってます。
 2曲目は「甘い生活」。透明感のあるキーボードリフからゆったりとはじまる幻想的でソフトなラブソングですね。
 3曲目は「Rain」。パーカッシブなドラムからはじまるアップテンポながらもアンビエント系の雰囲気ただよう幻想的な曲。こういう曲でもベースの存在感は凄いっす。うねってます。中盤ではパワフルなリズムになってアグレッシブなギターソロも。
 4曲目は「Dilemma」。ミドルテンポのパワフルでファンキーなリズムからはじまるベースの効いた力強い曲。曲調は哀愁ただようポップスなんですけど、リズムが強力なのでビートが強調されて聴こえますね。間奏でもベースがうねりまくってます。
 5曲目は「恋のショートストッパー」。アップテンポのパーカッシブなドラムからはじまるノリのいいシンプルなロック。
 6曲目は「Rainy Holy Night」。ミドルテンポの心地よいストレートビートの楽しいクリスマスソング。
 7曲目は「Shell Song」。海岸の波の音から静かにはじまって、ゆったりと素朴なアコースティックギターのリフにのって哀愁ただようヴォーカルがはいって。シンプルなラブソングですね。
 8曲目は「Air Mail」。シンセのミドルテンポのリフから華やかにはじまって、ゆったりと味のあるヴォーカルが響いて。アンビエント系のたおやかにながれる曲です。終盤からドラムがはいって力強いメリハリのあるサウンドに。
 9曲目は「Nostalgia」。哀愁ただよう寂しげなキーボードリフ&ベースラインからゆったりとはじまる叙情的なしっとりとした美しい曲。
 10曲目は「過ぎし日のブーケ」。ミドルテンポのとっても爽やかで壮大な広がりを感じるスケールの大きな曲。メロディアスにドラマティックに展開していきます。 

 続いては「The Edge」。1曲目は「流星一夜」。力強いドラムからミドルテンポではじまって、ヴァースではしっとりとした感じが、サビではパワフルに盛り上がって。中盤ではダイナミックなベースフィルから美しいピアノソロ、そしてアグレッシブなギターソロが。
 2曲目は「Century Jack」。アップテンポのパワフルなビートとヘヴィなギターリフからはじまる、パワーを感じるノリのいいかっくいいハードロック。
 3曲目は「Lights of Darkness」。アップテンポのアコースティックギターの爽やかなリフからはじまる心地よいポップス。丘の上に立って眼下の広大な景色を眺めているかのような音の広がり、雄大さを感じますね。
 4曲目は「After the Rain」。パワフルなドラムからはじまるアップテンポのビートの効いたノリのいいポップロック。
 5曲目は「STAND UP」。とパワフルなベースからはじまるミドルテンポのぶっとく力強いロック。
 6曲目は「November」。シンセの幻想的なリフからはじまってアップテンポでリズミカルなヴォーカルがはいって。クールな曲ですね。
 7曲目は「世界が泣いている」。パーカッシブなアップテンポのリズムとアヴァンギャルドなギターからはじまって、ハイテンポのパワフルなドラムの疾走ロックに。スリリングでかっくいいっす。終盤ではテンポダウンしてベースソロ&アヴァンギャルドなギターソロが。
 8曲目は「火曜日のフィナーレ」。ゆったり&どっしりした感じからはじまって、レゲエ調の曲に。それがサビではアップテンポになってラテンパーカッションっぽいリズムで楽しいノリのいい感じに。
 9曲目は「Lonely Night Dream Walker」。パワフルでファンキーなアップテンポではじまる明るく楽しいノリノリのポップロック。
 10曲目は「砂漠-Last Switch」。キーボードのミドルテンポのリフからはじまってしっとりとしたヴォーカルがはいって。サビでは歌い上げるバラードソングです。ストリングスの重厚なリフもいい感じですねぇ。
 11曲目は「夢と宝石」。しっとりとした雰囲気から幻想的にゆったりとはじまって、しっとりとしたヴォーカルがたおやかにながれて。間奏ではストリングスのリフをバックに美しいピアノソロが。まるで朝もやが水面を覆う湖をみているかのようです。 
 ”ゆーちゅーぶ”に当時の87年の日比谷野音でのライブ映像が何曲かUPされてますが、これめちゃめちゃかっくいいっす。曲はポップなのにバックの演奏はすっげーロックしてます。ギターもかっくいいし、とくにシゲさんのベースはブンブンうねりまくってるし、武田さんもパワフルに叩きまくってるしで凄いっす。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。