ひよりの音楽自己満足

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徳久恵美さん INVERNO

2010-06-01 06:26:00 | NOVELA系
 <マグダレーナ>や<テルズ・シンフォニア>等で素晴らしい歌声を聴かせてくれている女性ヴォーカリスト<徳久恵美さん>。徳久さんが1991年に発表した4曲入りのソロアルバム「INVERNO」がやっと手に入ったもので紹介させていただきます。
 このアルバムでは徳久さんはヴォーカルとキーボードを。平山さんはコンピュータープログラミングでバックアップされています。2曲目と4曲目にはフレットレスベースとしてT.Nという方がクレジットされています。おそらくスーパーベーシスト永井さんではないかと。
 アルバム1曲目は「Snowing」。紅茶かコーヒーでも淹れているかのような音からはじまって、アカペラの美しいコーラスが幾重にもかさなって爽やかできれいなハーモニーを聴かせてくれます。
 2曲目は「大きな木」。テルズ・シンフォニアの曲の別バージョンです。しっとりとしたキーボードのリフからゆったりと叙情的にはじまって、艶っぽく美しいヴォーカルがはいって。うっとりと聴きほれてしまいます。中盤から力強いベースリフ、そしてドラムがはいってドラマティックに盛り上がっていき、ラストはしっとりとFin。
 3曲目は「讃美歌 –Hymn-」。ドアが開く音や人の足音が聞こえてきて、そしてパイプオルガンの荘厳な響きと美しいコーラスがながれ、そして讃美歌の力強い合唱がはじまります。
 4曲目は「Break of Dawn」。キーボードの透明感のあるサウンドのリフからリズミカルにはじまって、そしてベースとともに囁くようなヴォーカルがはいって。ゆったりとした優雅でロマンティックな雰囲気の曲ですね。サビではドラマティックに歌い上げます。中盤ではベースがメロディを奏で、美しいスキャットが寄り添うように。終盤ではピアノも加わってしっとりと美しくFin。
 これで終わりかと思いきやシークレットトラックで幻想的なスキャットがちょこっと収録されています。
 たった4曲の20分足らずですけど、徳久さんの透明感のあるとっても美しい歌声が味わえますね。徳久さんは現在もバンド活動やヴォイス・トレーナーとして活躍中だそうです。