知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

やはり、辞退しました。

2020年02月17日 | Weblog
ちょうど1週間、現在の事業所に勤務して、いろいろ見てきましたが、問題点も多く、前回書いたように、先行きの不安感の大きさがあるので、やはり1週間で、辞退しました。


実は、紹介してくれた方も、その法人に様々な問題があることを知り、「辞めたほうがいいよ」とアドバイスをもらい、その本人も、介護系で働く予定をしていたのですが、やめられたそうです。

まあ、問題点としては、理事長や責任者の方から、詳しい説明は受けており、その対処にも関わってほしい(知恵を貸してくれ)と言われていました。

そのため、ここで詳しい解説するのは出来ませんが、確かに世間にも、うわさ話で徐々に伝わっている気配もあり、在籍することに、違和感があったのは、前回の投稿通りです。


話せる内容としては、結局先月の監査の際に、人事等の問題が見つかり、給付金や補助金等の返還も求められているようです。

こういう業界は、最近、専門のコンサルタント会社があり、依頼金額は相当高いものの、今回のような”いざというときに頼りになる”部分が大きく、その支払いに見合った額であることが見いだせれば、依頼するのもひとつの手かな?と感じました。
(ただ、理事長は、そういう系統に依頼するのは、嫌いだと言われてました。今回も、自分たちで勉強して・・・ということらしいです)


一度、監査等で目を付けられると、今後もそういう目で見られます。そういう意味でも、専門性(特に法律等)は必要不可欠だと思います。


法人や施設・事業所立ち上げは、結構博打に近いものもあります。

成功すれば、自己満もあれば、目的に一歩近づくこともあり、また名声もそれなりに得られると思います。

しかし、世の中には失敗も多くあり、現在就労継続支援A型で、多くの事業所が閉鎖に追い込まれた事実もあります。


立ち上げ失敗の当事者にとっては、金銭面も大幅な損失が大きな問題でしょうが、実際に稼働した後ならば、そこに通っていた利用者は、どうするんだ?ということです。

私が1月まで勤務していた事業所は、元々がお弁当屋さんという前提があり、その部分を利用者に手伝ってもらおうという形が、最初から見えていました。そのため、私も手伝いましょうということで、参加しましたが、最近のコンサルタント会社の立ち上げには、元の賃金を得るための基本的な事業がないことも多く、実際に会社に採用されても、まずは営業活動から・・・なんてところもあります。

特にA型を運営していくには、それなりの事業がないと、利用者に賃金が払えません。(給付金でなんとか・・・という事業も多いですが、無茶ですね)


以前のA型立ち上げの際には、2か月間ほど、営業で走り回りました。

利用者確保と同時に、事業を運営していくための営業も必要だったのです。


今回辞退した法人も、老人介護デイ、放課後デイ、就労B型ですが、B型と生活介護も並行して行われており、職員の負担も大きく、そういう方面の見通しが甘かったせいか、人事面、経営面、人心掌握、また事務手続き等で、様々な問題があったようです。まあ、勉強不足と言えばそれまでですが、こういう場合、素人では無理があり、やはり少々の金額を払っても、コンサル系に依頼したほうが、将来的にはよかったのでは?と感じます。

また、感じたのは、各責任者の方が、精神的に病んできており、一気に退職という事態もあったようです。

※今回、その責任者の一端を担う形で、依頼されたので、断りました。



今回、離れられたので、外から様子を観察出来ますが、現在も利用者の方がたくさんおられ、どういう形で、今後継続していくのか?非常に興味はあります。


とりあえず、私自身は、また就活開始ですね。




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