三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

プロサッカーと米国大リーグ

2008年03月04日 | 2008年
「Jリーグ理事」といっても、
サッカーについて何でも知っているわけではありません。
昨年、運輸業界の人たちを対象にした講演会でこんな質問を受けました。

「サッカーって、なぜ手を使ってはいけないんですか?」
「手を使わないでボールを蹴るスポーツを、サッカーと呼ぶんです」などと
口から出まかせで答えたら、
「今度どこかでお会いする時までに、調べておいてくださいね」と
返されてしまいました。

その後、歴史を調べなおしましたが、
今日、またサッカーについて初めて知ったことがあります。

1888年に始まった英国「フットボール・リーグ」の着想は、
リーグ戦を採用していた米国のプロ野球を参考にしたものだそうです。
3日付の日本経済新聞「ビジネスレッスン」ページの「けいざい楽校」というコラムに
経緯が紹介されていました。

そこで思い出したのが、1992年の秋に開催された
「Jリーグ・トップマネジメントセミナー」。
Jリーグが参考にすべきビジネスモデルの一つとしてここで紹介されたのが、大リーグでした。

当時、ヨーロッパのサッカーはまだそれほどプロ化されておらず、
プロスポーツビジネスのお手本は米国にありました。
実は、これを企画したのは私なのですが、
この「セミナー」の内容を知ることで、
現在のJリーグのビジネスモデルの枠組みがよく理解できます。

ここで少しずつご紹介してみましょうか。
全体は「3本立て」となっています。

第1回は1992年11月26日でした。
Jリーグが社団法人日本プロサッカーリーグとして正式発足して1年目、
リーグの開幕を翌年5月に控えていた時期です。

次のような内容です。

<プログラム1>
「プロサッカーをビジネスとして成功させるポイントとは」
 ①経営から見た日米プロ野球比較論 
  大リーグ・コメンテイター 伊東一雄氏
 
 ②国技・大相撲はこうしてスポーツビジネスを成功させた 
  日本相撲協会理事長 出羽海智敬氏

 ③米国NFLに見るスポーツ興行 4つのポイント
  タッチダウン株式会社代表取締役 後藤完夫氏

明日は内容を詳しくご紹介しましょう。

================================
◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第194回実戦ゼミ◆◇◆
 「今、ハンドボールの世界では何が起こっているのか」
  ◇ゲストスピーカー 市原則之氏
   (日本ハンドボール協会副会長)
  ◇会場:アーリーズテラス                  
  ◇日時:2008年3月11日(火)12:00~14:00          
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
================================
株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする