三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

読売新聞のサッカー記事

2007年09月25日 | 2007年
Jリーグは18日、2006年度の全31クラブの経営状況を発表しました。
クラブによっては情報開示に消極的なところもありましたが、
何年もかけてようやく全クラブの了解をとりつけた結果です。

米国のプロスポーツでは当たり前ですが、日本では画期的なことです。
翌19日の新聞記事に注目しました。
特に関心があったのは読売新聞です。
かつてヴェルディを抱えていた会社がどんな記事にするのか、興味津々でした。

記事は意外なほど小さく、たった1段17行の扱いです。
見出しは「単年度赤字は15クラブに増加」。
ヴェルディについては一切触れていません。

朝日新聞は「人件費の最多は浦和の24億円」の見出しで3段の扱い。
J1クラブの経営状況の表も入っています。
最後は「赤字が最も大きかったのはJ2東京ヴの8億7800万円だった」で
締めくくられていました。

読売新聞は、今朝、改めて「SOCCER ウイークリー」という特集ページで
解説記事を掲載していました。
今度は2段でかなり大きな扱いとなっています。

入場料≧人件費 浦和だけ
集客進まず 赤字クラブ増

こんな見出しで、「J1クラブの06年度経営状況」の表も付けています。
ここで気になるのがまたヴェルディですが、
本文では全くJ2に関しては触れていません。

参考までにJ1、J2を通じての赤字ベスト(ワースト?)3は次の通りです。

①東京ヴェルディ 8億7800万円
②サンフレッチェ広島 5億円
③ヴィッセル神戸 4億8800万円

ヴェルディの特出ぶりがわかる数字です。
“身内”のマイナスニュースを出したくない気持ちはわかりますが、
報道という立場を考えると、やはり納得のいかない記事でした。

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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
   代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
  http://www.sports-21.com 














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