躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

お節介

2006-08-22 21:08:57 | Weblog
『手袋の上のちび蛙』
(写真:とうちゃん)
昨日は、朝、玄関前に蛇がいて、
以前よく見かけたちび蛇ちゃんが大きくなっていたのだ。
無事でよかった。
そのあと、なぜか昨日は小動物事件(?)続き。

午後家の側の畑で草刈をしていたら、草の中から大きなカブト虫が出てきた。
とうちゃんに見せようと、手に乗せて行ったら、
水を溜めた桶に手を入れてなにやらしている。
蜘蛛の巣に引っ掛かったトンボを助けて、
羽に付いた蜘蛛の巣を取ってやろうと洗っているという。
は~そうですか。
こういう人なんだよね~。
親切なんだか・・・余計なお世話って気がするけど・・・まあ気済むようにね。
くもの巣のはとても粘っこくて、服にでも一度付いたらすぐにガムテープで取らないと
取れなくなるほどなんだけどなあ。
案の定、羽に付いたのは洗ったりしたって、とてもだめのようで、
弱ったトンボを「可哀想だなあ。」と言いながら庭の草むらに置いていた。
「こんなことして、蜘蛛の食料を取り上げたことにもなったし、
余計なことをしたよ。」
と、しょんぼり。
ちょっと気の毒になって、
「でもいいじゃない、土にいる他の虫の食料になるよ。」
と、言っておいた。

ところで、カブト虫の方は、丁度朝食べたメロンの皮があったので、
その上に置いてやると、しがみついて吸い始めた。
メロンの皮ごと、元のところに連れて行っておいたが、
なんとなく、弱っているようなカブト虫だった。
今日の夕方行ってみると、同じ状態でメロンの皮に突っ伏したままだ。
きっと死ぬ時期なんだろう。
それならここじゃなくて・・・やっぱりカブト虫は木のところが似合うと思って、
近くに薪用の木を積み上げていたので、木と木の隙間に入れてやったら、
下のほうに落ちて見えなくなり、ばたばた暴れる音がして、そのうち静かになった。
「ばかだなあ、そのままにしておいてやればよかったのに。可哀想じゃないか。」
と、とうちゃん。
急いで、メロンの皮やらスイカの出来そこないを、近くに置いてやったけど、
這い出してくる元気があるかどうか・・・余計なお節介だったのかな。
でも、木の間でほっとしてる気もするけど。

それから、お茶にしようとウッドデッキに行ってベンチに座ろうとすると、
真中に青虫がいる。
お昼を食べた時はいなかったのに。
頭が三角っぽくて、胴が短いので、
「こんなところでさなぎになるのかしら。」
「目立ちすぎて鳥にやられるね。」
と話して、台所から金ザルをもってきてかぶせてやったけど、
今日の朝見てみると、お腹の辺が黒くなって腐りかけているから、
死んでいるのだ。
「どうしてここに来たんだろうね。」

夜は、食事をしていてふと見ると、電灯の傘に蜘蛛がせっせと巣を作っている。
誰かに教えてもらったわけでもないだろうに、
足を上手に動かして使って糸を絡ませ巣を作る。
決められた動きがDNAにインプットされているのだろうか。
でも、時にはひっくり返して別の動きもする。
自然の技に見とれてしまった。
今日、部屋の掃除をしたけど、作っているのを見たから、
とても壊す気にはならなかった。
夜になって、たくさん蚊が出たので叩いた。
「そうだ!これもったいないから、蜘蛛のお食事にあげよう。」
蜘蛛の巣に指ではじいてくっつけてあげたのに、
蜘蛛はじっとしたまま。
あら、お気に召さなかったのね。
お節介だったのね。