躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

釣り糸

2006-08-11 20:52:42 | Weblog
2階の窓から

今日は午前中あっちの畑にふたりで行ってみた。
かぼちゃとスイカと草が元気に絡み合って伸びていた。
もちろん、実がいくつも付いていて、大きくなっているのもあった。
でも、まだ熟れてはいない。
草を取って、カラスにスイカをやられないようにナイロン製の釣り糸(テグス)を張った。
カラスはこれが絡まると命とりになるのを知っているらしく、
恐くて近付かない。
以前、観光に行った浜辺で、釣り糸が、足と体に絡まったかもめを見たことがある。
飛ぶことが満足に出来ないので、餌もあれでは採れないだろうから、
死は時間の問題のようだった。
助けてやろうと近づくと逃げ回って、ますます糸が絡まる。
釣り人を呪いたくなったものだが、それを自分が脅しに使うことになるとはね。
思い出しては収穫した後の回収をしっかり心がけている。

こっちの畑でも、落花生のところに使う。
「権兵衛が種播きゃカラスがほじくる」で、カラスは木の上から見ていて、
播いた後にやって来て食べたり、いたずらに掘り返したりする。
それで、農家の人の中には、落花生の種(ようするに生の皮付きピーナツなんだけど)を、
苦いかなにかの、いやーな味が付く薬品に浸してから播いたりするらしい。
ひとつふたつ食べて苦いとそれ以上食べないかららしい。
そんなことしたくないので、仕方なく釣り糸を使うことにしたのだ。

釣り糸だけでなく、カラスの被害対策に、黒いビニール袋をボロボロに切って、
カラスの死体に見せかけて吊るしておく人もいるらしい。
もっとすごいのは、本物のカラスの死体を吊り下げる人もいると、農家の友人に聞いた。
どうやってカラスの死体を手に入れたのか・・・
カラスが集団で復讐に来たと言ううから、ひどいことしたのだと思うけど。

作物には病害虫の被害、空からは鳥の被害、土の中からモグラ、鼠の被害がある。
それだけではなく、この辺では、ハクビシンの被害も聞く。
山村に引っ越した友人は、猪やウサギ、狸の被害もあるという。
無事に収穫するのってほんと大変。
(動物だって大変なんだろうなあ。)