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読書と旅行と柴犬のブログ
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書籍「いつか深い穴に落ちるまで/山野辺太郎 (著)」ラストの爽快感が最高だ!

2019-02-21 19:25:31 | 読書の時間
書籍「いつか深い穴に落ちるまで/山野辺太郎(著)」★★★★
単行本: 160ページ
出版社: 河出書房新社 (2018/11/15)



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「サラリーマン・鈴木、人生を「穴」に賭ける
「なぜ、そんな穴を?」
「だって、近道じゃありませんか」
日本戦後史 × 穴掘り × やるせない会社員
日本-ブラジル間・直線ルート極秘開発プロジェクト、開始。
大ボラサラリーマン小説の爆誕!!!」

(出版社HPより)


初めて読む作家さんの本は
やはり少し期待しつつ
でも、期待は裏切られることが多いから
気持ちを抑えて、抑えて。

なんとも不思議な物語が進行する、
地中深く掘って、掘って
ブラジルまで貫通させようと
大真面目にプロジェクトは進んでいくのだけど、
読みながらずっと、心の中で
「中心のマグマは?」
何度も何度も思ったが
そのへんはあまり問題にならない。



工事はこれまでの工法じゃなく
思いもよらないような
最新の工法なはずで、
そしてとても大変なはずだけど
なんかのどかな感じ、
最初に掘り当てた温泉に浸かって
良い一日だったなーとか
思っているうちに出来上がるのだ。



本当かよ、
思いながらも
小説だからねとも。


そして、なぜか海パンの主人公は
穴に勢いよく飛びこんでいくのだ、
ラストはもう驚きというか
爽快!というか

やっぱ、言うね
小説だもんね。

気持ちイイ!


面白い読書体験だった。

★オススメ度★、
非日常はすぐそばにある。

★100点満点で85点

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