「天使と罪の街(上下」★★★☆
マイクル・コナリー著
ハリー・ボッシュが主人公の
シリーズ最新作。
警官を退職し釣り舟業を始めた
元同僚が海の上で死んだ。
妻から真実が知りたいと、調査の依頼を受けた
主人公は、どちらかというと
勘を頼りに動くタイプだ。
少しずつ真相に近づいた時、
その真実への線は連続殺人犯と
交差する。
独特の雰囲気のある作品だ。
決してスマートな捜査方法でなく、
真実に向かってまっしぐらというものでもない。
自分自身も様々な問題を抱えつつ、
それでも動かなければならない
心の渇望や正義漢と言えなくもない
複雑な感情が絡み合う時
勝利無き戦いに挑んで行く。
全体を通して感じるのは
暗いトーンで貫かれた文章から受けるイメージの
強さだ。
前作で初めてハリー・ボッシュを知ったので
全体像はまだ見えていないが、
人物の人柄が好きだとか、そういうことでなく、
動かざるを得ない人間の行動の源のようなものが、
読んでいるうちに分かって、
危険な方へと向かって行く、主人公の行動が理解できる。
そうなると読みながら彼と行動を共にするしか
ないのだ。
ミステリーとしても読んで損のない出来。
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マイクル・コナリー著
ハリー・ボッシュが主人公の
シリーズ最新作。
警官を退職し釣り舟業を始めた
元同僚が海の上で死んだ。
妻から真実が知りたいと、調査の依頼を受けた
主人公は、どちらかというと
勘を頼りに動くタイプだ。
少しずつ真相に近づいた時、
その真実への線は連続殺人犯と
交差する。
独特の雰囲気のある作品だ。
決してスマートな捜査方法でなく、
真実に向かってまっしぐらというものでもない。
自分自身も様々な問題を抱えつつ、
それでも動かなければならない
心の渇望や正義漢と言えなくもない
複雑な感情が絡み合う時
勝利無き戦いに挑んで行く。
全体を通して感じるのは
暗いトーンで貫かれた文章から受けるイメージの
強さだ。
前作で初めてハリー・ボッシュを知ったので
全体像はまだ見えていないが、
人物の人柄が好きだとか、そういうことでなく、
動かざるを得ない人間の行動の源のようなものが、
読んでいるうちに分かって、
危険な方へと向かって行く、主人公の行動が理解できる。
そうなると読みながら彼と行動を共にするしか
ないのだ。
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