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「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」斬新だけど実験は失敗のようです

2007-09-21 00:36:46 | 邦画
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」★★
伊藤英明、伊勢谷友介、桃井かおり主演
三池崇史監督、2007年



タランティーノの暑苦しい顔が登場し、
寸劇で始まる映画。

設定も時代も言葉すらも目茶苦茶な映画、
何で英語を話すんだ?
しかも無理があるから素人の英語の
発表会のような微妙な気恥ずかしさが漂う。

言葉を聞かなかったことにし、
ストーリーもないものとして、この映画を見ると
画面だけはかなり凄い。

馬が画面を横切る時の流れや、
近いものから遠景へと動く映像は
かなりカッコイイ、
室内で撃ち合いのシーンもよく計算されていて、
自然な流れで、これが良いのだ。

だめなのはストーリーだ、
いかんともしがたい状態で
美しい映像をメタメタに壊してしまう。

なんというか
最高のスタッフで作った素人映画という感じ。


で、映画を諦めた後半に、「おや!」と目を引くのは
桃井かおりが
拳銃の早撃ちを披露した時、
彼女のその一連の動作で、
これまでの退屈さは打ち砕かれた。


これを主題に撃って撃って撃ちまくる
映画にすればよかったのにと
捨てたものを拾い直した気分。

期待して行くと悲しい気分になるので
あくまでダメでもいい!という気持ちで行けば
どこかに好きなシーンや登場人物を
見つけることが出来るかもしれない。


★100点満点で40点くらい★

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見所は桃井かおりだけの映画でした。1000円でももったいない!

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