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読書と旅行と柴犬のブログ
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「博士の愛した数式」√をやさしく抱きしめる

2006-02-06 23:55:25 | 邦画
「博士の愛した数式」★★★☆
深津絵里、寺尾聡 主演

昨年買って
まだ読んでいなかった原作本を
深夜に読みきり、
翌日映画鑑賞。

本を読んでいるときも、家政婦さんは
深津絵里、博士は寺尾聡で読んでいた。

そして映画、
ちょっと背広のメモが少なく、
まして背広がきちんとしすぎてるな、
などと感じながらすぐに話しに引き込まれる。

何度聞いても「それはもう聞きました」と言わない様にしようね、
母と子の会話だ。
博士の記憶は事故で80分しかなく、同じ質問を何度もするからだ。
自分がなってみなければ人の立場は本当は理解できない。
でも理解しようとする心が有るのと無いのでは大きく違う。

優しい心を持った家政婦さんに来てもらえてよかったね。
こわれそうな心を抱えているのはなにも博士だけじゃない。
普通は自分の気持ちを押し付けるのに忙しくて
相手の気持ちをつい見失う。

誰も悪い人が出てこない映画、
本当は日常もこんな風に過ぎている。
心根は決して悪くないのに、人は人の心を傷つけるのだ。

なるべく人を傷つけないように、心を砕いて生きている人を
知っている。
自分もそうなりたいと思いながらも
どこかでそんな生き方は重苦しいだろうなとも感じている。

とても優しい優しい映画、
おとぎ話だ。
時々こういう映画や本に出会うと、何故かほっとする。
そして少し明るい気持ちになる。

寒い毎日に暖かい映画館でこの陽だまりのような映画を見るのは
幸せなことだ。

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