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「ワルキューレ」緊張の連続、サスペンスの1級品

2009-04-02 00:07:08 | 大作映画ハリウッド系
「ワルキューレ」★★★☆
トム・クルーズ 主演
ブライアン・シンガー 監督、2008年、120分、アメリカ、ドイツ



「ドイツ帝国の全部が
ヒトラーを支持して居たわけではない、
歴史に埋もれた真実の片鱗を知る」



第二次世界大戦時に実際にあった
ヒトラー暗殺計画を、
トム・クルーズがその計画の中心的人物を演じた、
さすがスター映画、キッチリ作ってます、
だからおかしなストーリーの破綻もなく
安心して映像を楽しむことができる。


ただ、どんなに「うまくいきますように」と
願っても、歴史は変えられず、
そのあたりは分かっていても、どうしても
見た後がすっきりしないのは仕方ない。


世界大戦で人間が怪物に変わることを
自分達は学んだ、
自分達となんら変わらない、
同じ人間の狂気を。

本当に怖いことだ、幸い自分達は
その恐ろしさを歴史から学んでいるから
繰り返すことは無いが、
ひとたび何か進む方向が違ったら
何が起こるか分からないのも事実だから
心して世の中の動きを見ていかないといけないのだろう。


国家という大きな器、
ことさら考えることは無いが
例えば海外へ行くと、どうしたって
「日本」というものを突きつけられる、
そのとき「自分は日本人だ」と
胸をはって言えるように。

同じような考えでヒトラー暗殺を考えた
たくさんのドイツ人がいたという事実が
なんとなくほっとさせてくれるのだ。


この映画はサスペンスとしては1級品だけど、
感動はしない、虚しさが残るだけ、
でもそれを狙った作品だろうから
その意味で成功している。

★100点満点で70点

soramove
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