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「鴨川ホルモー 」世の中には見えないものがたくさんあるのかもしれない

2009-04-26 13:07:32 | 邦画
「鴨川ホルモー 」★★★☆
山田孝之、栗山千明 、濱田岳 、石田卓也 主演
本木克英 監督、2009年、110分




「万城目学原作の本が書店に平積みに
なっていたとき、一旦は手に取ったが
タイトルがあまりにバカバカしく
結局読まなかったので、
気にはなっていた作品が映画化ということで
さっそく見に行き、不思議な世界を体験」



この映画は作られた世界を描き、
バカバカしい内容を真面目にやってることを
ちゃんと心構えとして持って見るべき。


2浪して京都大学に入った主人公は
「京大青竜会」という何をしてるのか
いまひとつ分からないサークルに入るが、
そこでは「ホルモー」という
小さな鬼を操って、大学同士戦うという
意味不明の伝統行事が行われていた。

現代を描く映画や芝居は
時代劇と違い、リアルやさりげなさなど
日常に近い部分が大切にされているが、
この映画は最初っから「作り物」を
強調し、小さい鬼がわんさか出てきると
これはもう御伽噺の世界

それを受け入れられるかどうかで
この映画を楽しめるかどうか
かなり違ってくる。

「ゲロンチョリー」とか鬼を戦わせる造語も飛び出し、
大真面目にくっだらないことをやるのは、
当人達にしてみたら楽しいだろうな、
大人になるとそういう、ただバカバカしいことって
もうしなくなるものだから。

原作の世界をどのくらい表現し得たのか
もしくは、どのくらい映画世界として
突き抜けてるのかは原作を読んでないので
分からないが、
すごく面白かったかと言えば
もうひとつでした。



でもこういう意欲作は歓迎したい、
無難なスター映画やこじんまりとした
TVドラマと変わらない邦画が多い中、
映画として作りこんで意欲に満ちた作品を
これからももっと見たいものだ。


★100点満点で65点

soramove
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