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読書と旅行と柴犬のブログ
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「赤い文化住宅の初子」貧乏について考える(わけないね)

2007-07-23 00:33:12 | 邦画
「赤い文化住宅の初子」★★★
東亜優、塩谷瞬主演
タナダユキ監督、2007年(100分)



夕暮れの橋の上、
視線を下に落として
少女が「お金、お金、お金」と言いながら
歩いて行く。

その予告編で見ることを決めた作品、
前売り特典のマッチ箱というのも
なんだか雰囲気で良い。

本編が始まって
あれ、なんだか予想と違うぞと思う、
オレが期待したのは
「嫌われ松子」のような
どこか破綻したような、訳の分からない展開だ。

なのになんだかこの映画は
真面目に貧乏くさいのだ、
というか真正面から
貧乏な少女と彼女の恋、そして
同居の兄をただ真面目に描いていく。

なんだかマズイぞと思う、
これは何だろう、そして考える。

この映画は何処を目指しているのだろうかと、
このまま終わるなら、
自主制作映画の出来の良い部類と
そのくらいしか感じられない。

たぶん、もうすぐその「何か」は起こるのだ。

そしてみすぼらしい家は焼けてしまい、
兄弟は別の町へ向かう。

なんだこれ、
逆に面白いとか、ひねくれたあれこれを
思いつくが、やはり消化不良だ。

何が悪かったんだろうと考える、
そうだこのところ、ワリと面白い邦画に
当たってるのがいけないのだ、
だからちょっと色気出してしまうと
こうなるのだ。

作品選びはムヅカシイ、
自分の時間とお金を費やすのだから、誰だって
良い映画に出会いたい。

でも心に残り、何かを考えさせ、
人にも勧めたくなるような映画はやはり
そうそう無いんだと、改めて感じた次第。

貧乏くさい映画が見たいなら
この映画はその期待を裏切らない。

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好きになった人にはたまらない作品となるかもしれない
親密な映画だけれど、オレはノレませんでした。
自分の目で確かめてみるのもいいかも。

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★原作は著者: 松田洋子のコミック

出版社: 太田出版
サイズ: コミック
ページ数: 175p
発行年月: 2003年07月




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