書籍「銀河鉄道の父/門井 慶喜 (著)」★★★★
単行本: 418ページ
出版社: 講談社 (2017/9/13)
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第158回直木賞受賞
「明治29年(1896年)、
岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、
昭和8年(1933年)に亡くなるまで、
主に東京と花巻を行き来しながら
多数の詩や童話を創作した。
賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、
長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、
賢治は学問の道を進み、
後には教師や技師として地元に貢献しながら、
創作に情熱を注ぎ続けた。
地元の名士であり、
熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、
このユニークな息子をいかに育て上げたのか。
父の信念とは異なる信仰への目覚めや
最愛の妹トシとの死別など、
決して長くはないが
紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、
父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。」
(出版社HPより)
誰もが名前くらいは知っている
宮沢賢治、
有名な詩の冒頭は、すぐに分かる。
しかし「銀河鉄道の夜」にしろ
全部読んだ記憶はない。
中学くらいで習う
いわゆる文豪の小説や詩歌は
断片的に知っていても
全部読んでは無いし、
ほとんどが教科書に載っていた
全体の中の一部の文章で触れたくらい。
だからそれ程、宮沢賢治に思い入れは無い、
でも、直木賞を取ったので
どんなものか読み始めた。
明治から昭和にかけての
主に岩手を舞台にした物語は
現代と少し様子は違うが
読みながら状況は頭で想像できた、
なので、全くの
別世界の話とは感じなかった。
ただ違うのは
昔はもっと生き死にが
身近だったことは感じた。
厳格な家庭で育ち
子にも同様の価値観を押し付ける親、
でも子供に甘いのを自覚もしてる、
親だなぁとも思うし
賢治のキャラクターがそうさせたのか
賢治以外の男の子に対する
行動がほとんど描かれてないから
対比はできない。
読みながら
およそ現実から逃避し
突拍子もないことを考えるのは
さすが小説家の因子を持ってるなあとも
読めるが、家族にとっては不安で
堪らないことだろう。
親として躾けながらも
見守る様子は
現代と変わらない、
賢治が生前は小説家として
それほど認められなかったが
親としては小説や詩で本を
出版するまでになったのだから
喜びもあっただろうな。
具体的にはほとんど知らないが
有名な作家の生涯を
父親の目線で描いたのは
成功していると思う、
読みながら自分も父親目線で
もがく子供を見つめた。
それでもゆくゆく成功するのが
分かっているから
賢治の行動も、こちらは
安心して見ていられるが
家族は心配だっただろうな。
直木賞という晴れがましい
賞にふさわしい・・・とは思わないが
読み物として面白かった。
★オススメ度★
すごく有名だけど
生身の宮沢賢治は知らない、
才能があるって大変なことだと
なんか傍観者でほっとする作品。
★100点満点で80点★
soramove → ★映画のブログ
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単行本: 418ページ
出版社: 講談社 (2017/9/13)
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第158回直木賞受賞
「明治29年(1896年)、
岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、
昭和8年(1933年)に亡くなるまで、
主に東京と花巻を行き来しながら
多数の詩や童話を創作した。
賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、
長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、
賢治は学問の道を進み、
後には教師や技師として地元に貢献しながら、
創作に情熱を注ぎ続けた。
地元の名士であり、
熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、
このユニークな息子をいかに育て上げたのか。
父の信念とは異なる信仰への目覚めや
最愛の妹トシとの死別など、
決して長くはないが
紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、
父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。」
(出版社HPより)
誰もが名前くらいは知っている
宮沢賢治、
有名な詩の冒頭は、すぐに分かる。
しかし「銀河鉄道の夜」にしろ
全部読んだ記憶はない。
中学くらいで習う
いわゆる文豪の小説や詩歌は
断片的に知っていても
全部読んでは無いし、
ほとんどが教科書に載っていた
全体の中の一部の文章で触れたくらい。
だからそれ程、宮沢賢治に思い入れは無い、
でも、直木賞を取ったので
どんなものか読み始めた。
明治から昭和にかけての
主に岩手を舞台にした物語は
現代と少し様子は違うが
読みながら状況は頭で想像できた、
なので、全くの
別世界の話とは感じなかった。
ただ違うのは
昔はもっと生き死にが
身近だったことは感じた。
厳格な家庭で育ち
子にも同様の価値観を押し付ける親、
でも子供に甘いのを自覚もしてる、
親だなぁとも思うし
賢治のキャラクターがそうさせたのか
賢治以外の男の子に対する
行動がほとんど描かれてないから
対比はできない。
読みながら
およそ現実から逃避し
突拍子もないことを考えるのは
さすが小説家の因子を持ってるなあとも
読めるが、家族にとっては不安で
堪らないことだろう。
親として躾けながらも
見守る様子は
現代と変わらない、
賢治が生前は小説家として
それほど認められなかったが
親としては小説や詩で本を
出版するまでになったのだから
喜びもあっただろうな。
具体的にはほとんど知らないが
有名な作家の生涯を
父親の目線で描いたのは
成功していると思う、
読みながら自分も父親目線で
もがく子供を見つめた。
それでもゆくゆく成功するのが
分かっているから
賢治の行動も、こちらは
安心して見ていられるが
家族は心配だっただろうな。
直木賞という晴れがましい
賞にふさわしい・・・とは思わないが
読み物として面白かった。
★オススメ度★
すごく有名だけど
生身の宮沢賢治は知らない、
才能があるって大変なことだと
なんか傍観者でほっとする作品。
★100点満点で80点★
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