「キツツキと雨」★★★☆
役所広司、小栗旬、高良健吾、
臼田あさ美、伊武雅刀出演
沖田修一 監督、
129分、2012年2月11日公開
日本,角川映画
(原題:キツツキと雨 )
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「ある日、ゾンビ映画の撮影隊が村にやってきた、
監督らしくない若い監督と
山仕事をしていた男の奇妙な関係が
やがて村全体を巻き込んでいく。
全く期待してなかったが
結構面白くて、ほんわかした気分になれた」
林業を営む克彦(役所広司)は
仕事もしないでぶらぶらしている息子(高良健吾)とは
ろくに口もきかない関係だ、
突然、東京へ行くという息子に
「行け、行け」と突き放す、
息子のほうは「引き留めないのかよ」と。
どこにもありそうな光景だ、
親とじっくり話すことって若い頃はあまりない、
子供が大人になる過程で
誰もが通る道のような気がする。
そんな克彦は映画の助監督に
地元を案内することで
映画の撮影隊と知りあうことになり
慣れない場所で撮影隊は
地元の克彦に頼ることが多くなり
そんな中で気弱に見える新人監督の田辺幸一(小栗旬)を
克彦は何かと気遣い次第に心を通わせていく。
たぶん心の中には強い信念みたいなものがありながらも、
それをどう表現したらいいのか
まだ迷っているような新人監督、
その気弱な姿勢が現場を停滞させ
助監督にいたっては見下すような言動も見えて
全てのことに決断を迫られる監督は
さらに追い詰められていく。
その後、彼は逃げ出し
連れ戻されるわけだけれど
これは新人監督の成長の物語でもある
周囲にしごかれ無言の圧力に鍛えられ
その監督自身が自ら試行錯誤しながら
自分らしい監督になっていくのだろうな
そんな過程が短い時間のなかにも
しっかり伝わる。
一方、撮影隊を受け入れた地元に暮らす克彦と
田辺の掛け合いは結構笑えた、
田舎の人間は好奇心は強いが
知りあうまでは時間がかかる、
でも懐に入ってしまえば
「ひと肌脱いでやるか」
そうなれば損得は関係ない、
そんな気質もさりげなく描かれ
見ているこちらも
「そう、そう、そういうのあるんだよな」
なんて同意しながら見入った。
二人は昼の弁当を食べながら
目の前に見える木々を指して
克彦が言う、
「ほら、そこから二番目の木と
その隣の木は20年くらいと60年くらい、
丁度オレ達みたいだ、
それ程見た目は変わらないだろう、
木は一人前になるには100年くらいかかるからな」
人生の先輩だって
結構迷っているのだ、
ただちょっと物知りだったりするだけ。
映画の中に枝打ちをするため
克彦がロープを伝って器用に
木の上に登り枝打ちをするシーンがある
自分もかつて父親と山に入り
父がスルスルと木に登って枝打ちする様子を見た、
画面がその時の光景と重なった。
★100点満点で70点★
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国内興行成績(2/13付)
①ドラゴン・タトゥーの女
②ALWAYS 三丁目の夕日’64
③麒麟の翼 劇場版・新参者
④はやぶさ 遥かなる帰還
⑤逆転裁判
⑥日本列島 いきものたちの物語
⑦海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
⑧ロボジー
⑨ペントハウス
⑩ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル
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臼田あさ美、伊武雅刀出演
沖田修一 監督、
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日本,角川映画
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「ある日、ゾンビ映画の撮影隊が村にやってきた、
監督らしくない若い監督と
山仕事をしていた男の奇妙な関係が
やがて村全体を巻き込んでいく。
全く期待してなかったが
結構面白くて、ほんわかした気分になれた」
林業を営む克彦(役所広司)は
仕事もしないでぶらぶらしている息子(高良健吾)とは
ろくに口もきかない関係だ、
突然、東京へ行くという息子に
「行け、行け」と突き放す、
息子のほうは「引き留めないのかよ」と。
どこにもありそうな光景だ、
親とじっくり話すことって若い頃はあまりない、
子供が大人になる過程で
誰もが通る道のような気がする。
そんな克彦は映画の助監督に
地元を案内することで
映画の撮影隊と知りあうことになり
慣れない場所で撮影隊は
地元の克彦に頼ることが多くなり
そんな中で気弱に見える新人監督の田辺幸一(小栗旬)を
克彦は何かと気遣い次第に心を通わせていく。
たぶん心の中には強い信念みたいなものがありながらも、
それをどう表現したらいいのか
まだ迷っているような新人監督、
その気弱な姿勢が現場を停滞させ
助監督にいたっては見下すような言動も見えて
全てのことに決断を迫られる監督は
さらに追い詰められていく。
その後、彼は逃げ出し
連れ戻されるわけだけれど
これは新人監督の成長の物語でもある
周囲にしごかれ無言の圧力に鍛えられ
その監督自身が自ら試行錯誤しながら
自分らしい監督になっていくのだろうな
そんな過程が短い時間のなかにも
しっかり伝わる。
一方、撮影隊を受け入れた地元に暮らす克彦と
田辺の掛け合いは結構笑えた、
田舎の人間は好奇心は強いが
知りあうまでは時間がかかる、
でも懐に入ってしまえば
「ひと肌脱いでやるか」
そうなれば損得は関係ない、
そんな気質もさりげなく描かれ
見ているこちらも
「そう、そう、そういうのあるんだよな」
なんて同意しながら見入った。
二人は昼の弁当を食べながら
目の前に見える木々を指して
克彦が言う、
「ほら、そこから二番目の木と
その隣の木は20年くらいと60年くらい、
丁度オレ達みたいだ、
それ程見た目は変わらないだろう、
木は一人前になるには100年くらいかかるからな」
人生の先輩だって
結構迷っているのだ、
ただちょっと物知りだったりするだけ。
映画の中に枝打ちをするため
克彦がロープを伝って器用に
木の上に登り枝打ちをするシーンがある
自分もかつて父親と山に入り
父がスルスルと木に登って枝打ちする様子を見た、
画面がその時の光景と重なった。
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①ドラゴン・タトゥーの女
②ALWAYS 三丁目の夕日’64
③麒麟の翼 劇場版・新参者
④はやぶさ 遥かなる帰還
⑤逆転裁判
⑥日本列島 いきものたちの物語
⑦海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
⑧ロボジー
⑨ペントハウス
⑩ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル
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