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映画「J.エドガー」正義に取りつかれた男の物語

2012-02-11 16:33:56 | 大作映画ハリウッド系
「J.エドガー」★★★★
レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、
ジョシュ・ルーカス、ジェフリー・ドノヴァン、
リー・トンプソン、ジュディ・デンチ出演

クリント・イーストウッド 監督、
137分、2012年1月28日公開
2011,アメリカ, ワーナー・ブラザース
(原題:J. Edgar






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「クリント・イーストウッド監督と
レオナルド・ディカプリオで
どんな映画が出来あがったのか
すごく期待して劇場へ、
8代の米国大統領たちに仕え、FBI初代長官から48年も
その任期を務めた実在の人物を描いた作品、
J・エドガーの功績よりも
その人物に焦点をあてた作品となっていた」



FBIといえばドラマや映画の題材の宝庫、
これまでは捜査官が犯罪に
いかに立ち向かったかが描かれてきたが
この映画はその組織そのものを創設し
以後半世紀にもわたってとのトップに君臨した男の一代記、

クライマックスといえるような
盛り上がるシーンはないが
過ごした時代とその中で
いかに自分の理想を実現させたか
とても静かな映画だったが
主題は誰もが自分の生きる道を模索する時代に
とてもずっしりと響く映画となっていた。



映画は彼がこれまでを振り返り
自伝を書くため口述することから始まる、
駆け出しの頃の「正義」を胸に秘めた頃から
FBIという組織を作り上げ
いかに強大な組織に育てたかを
いくつかのエピソードとともに
現在と過去を行ったり来たりする。


人生の中で何を優先して生きるか
これは人間ひとりひとりに与えられた命題だ、

フーヴァーはどちらかというと
FBIという組織に生涯をささげ
恋愛においては自らの同性愛というセクシャリティーを
ひた隠しに隠し
死ぬまでFBI長官の座を譲らなかった、
ここまで仕事にのめり込むことは
普通の人間には出来ないことだけれど
出来ないことを続けたからこそ
唯一無二の存在となりえたのだろう、

常人には真似できないなと思いつつも
羨ましくもある。


彼はハードな仕事については
文句は言わない

関わる人々にはそれぞれ意見を持ちつつも
体を壊してまでも仕事にのめり込む、
今はそういう考えは少数派だろう
仕事より自分の個人生活を誰もが優先する。


けれどその仕事で自分の目標とすべきものが
実現できるなら
その喜びもまた大きいもので
その達成感を味わってしまうと
仕事人間という存在もあり得るなと賛同できるのだ。



大きな感動!というシーンは無いが
脳溢血で倒れた生涯の片腕クライド・トルソンに
グチグチ文句を言いながら
朝の食卓で卵を割っているシーンなど
さりげない心遣いを見事に表現していた、

果たしてイーストウッドはこの映画で
何を一番に描きたかったのか
そんなことを考えた
きっと彼の頭の中にはまだまだアイデアが溢れ
とにかく自分の国アメリカの色んな事を
出来る限り記録し映像に残したいのだろうなと
そんな結論。


★100点満点で75点



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レオナルド・ディカプリオ主演作品
J・エドガー(2011)
ポール・マッカートニー THE LOVE WE MAKE 9.11からコンサート・フォー・ニューヨーク・シティへの軌跡(2011)
インセプション(2010)
シャッター アイランド(2009)
レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで(2008)
ワールド・オブ・ライズ(2008)
ディパーテッド(2006)
ブラッド・ダイヤモンド(2006)
アビエイター(2004)
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002)
ギャング・オブ・ニューヨーク(2002)
あのころ僕らは(2000)
ザ・ビーチ(2000)
仮面の男(1998)
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セレブリティ(1998)
タイタニック(1997)
マイ・ルーム(1996)
ロミオ&ジュリエット(1996)
バスケットボール・ダイアリーズ(1995)
クイック&デッド(1995)
太陽と月に背いて(1995)
百一夜「短い友情出演」(1994)
ギルバート・グレイプ(1993)
ボーイズ・ライフ(1993)

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