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映画「愛する人 」人はきっと繋がっている。

2011-02-13 21:54:44 | ミニシアター系映画
「愛する人 」★★★★
ナオミ・ワッツ、アネット・ベニング、ケリー・ワシントン、
ジミー・スミッツ、サミュエル・L・ジャクソン出演
ロドリゴ・ガルシア監督、126分 、2011年1月15日公開
2009,アメリカ、スペイン,ファントム・フィルム
(原作:原題:MOTHER & CHILD)





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「14歳で妊娠し、子供を手放した過去が
忘れられないカレン(アネット・ベニング)は、
老いた母の介護と仕事に追われている。
養女となったエリザベス(ナオミ・ワッツ)は
同じ街で弁護士として暮らしている」



重苦しいトーン物語は展開する、
母の介護に明るい話題のない毎日、
家政婦の連れてくる子供の
可愛らしい表情にも笑えない、
眉間にしわが寄り、
自らを「気難しい」と言う。

そんな日々、片時も忘れないのは
幼くして出産した娘、
「後悔して生きる」
それがテーマといえるかもしれない、

起きてしまったことは仕方ない、
その後をどう生きるか
そこにしか救いはないのだ。



誰もが懸命に生きている、
でもどうしようもなく心に傷は出来る、
なにもないように慎重に生きてても
それは突然事故のようにやってくるのだ、
それをどうやり過ごすか
そのくらいしか
出来ないのかもしれないな。

そんなふうに思ったが
でもそれは決してマイナスな感じじゃなく、
そういう自分を自分でどう考えるか
それだけなんじゃないかと感じた。

最近、身近な人が言った、
他の人が何と言おうと
自分たちで頑張ればいいんだ、

他の人たちが助けてくれるわけじゃないから。

なんだか心に染みた、
そうだ他人は関係ない
そんなふうに思っても
なかなか割り切れないのも事実なんだけれど。

映画の中の娘エリザベス(ナオミ・ワッツ)も
自力で人に見下されないように
懸命に鎧を付けるような生き方をしている、
彼女は孤独だったが
最後に「君が一番大事だから」と言われて
それは決して幸せな結末じゃなかったが
救われたことは確かだ。

この張りつめたような緊張感、
非常に練られたセリフ、
地味ながら傑作と言っていい作品

でもこの映画を見て
幸せな気分になれるとか
生きる希望が見えたとか
そんなことはないのだけれど。

★100点満点で85点

soramove
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ナオミ・ワッツもアネット・ベニングも皺のひとつひとつが
なんだか美しく感じた。

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