soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「白夜行」私はいつも夜だった・・・でも不幸ではなかった

2011-02-11 01:17:50 | インポート
「白夜行」★★★☆
堀北真希、高良健吾、船越英一郎、戸田恵子、田中哲司出演
深川栄洋監督、107分、2011年1月29日公開
2010,日本,ギャガ
(原作:原題:白夜行)





                    →  ★映画のブログ★
                     どんなブログが人気なのか知りたい




累計180万部を突破した東野圭吾のベストセラーを映画化。


「ひとつの殺人事件に浮かぶ疑惑、
担当刑事は容疑者の自殺で解決とした事件を
ひとりその後も執念深く追っていた、
一見無関係に見えるいくつかの事件が
線を結ぶ時驚くべき事実が明らかになった」



東野圭吾の最近の作品は読んでいるが
この作品は未読、ドラマも見てないので
新鮮な気持ちで見たが
タイトルの「白夜行」の意味は
「私はいつも夜だった・・・」に続く短いセリフから
うかがい知るのみで、
このあたりは突然、主人公の雪穂から語られるので
話し言葉からまるでセリフを読んでるようで
とにかくこの言葉は入れたいといった性急な感じがした。

ただ全体のトーンというか
重苦しくもその中で懸命に生きる二人の
表と裏を丁寧に描かないことで
逆にそのあたりを想像させてくれる作りは
サスペンスと相まって
緊張感ある画面となって胸に迫ってきた。



堀北真希は無表情でセリフも少ないが
内に秘めた想いを
体全体で伝えていて
新しい発見でもあった。
演出の勝利なのか。

主人公の影となって
悪事を働いた青年は
彼女が栄光を掴むことを確認して
それで幸せだったのだろうか?
なんだか先の見えないものに
ここまで献身的になれるのかと
疑問を抱きつつも
そうでしか生きられない宿命に
胸が痛んだ。



もうひとつ心を揺さぶるものがあれば
「容疑者Xの献身」レベルまでいけたが
そこまでじゃあなかった、
でも見ごたえのある映画で満足。


★100点満点で75点

soramove
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく(1日1回有効)←ランキング上昇ボタン



高良健吾はそれ程うまく使われて無かった気がする。

★人気映画ランキングはこちら、どんなブログが一番読まれているか