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読書と旅行と柴犬のブログ
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「お買いもの中毒な私!」誰にも夢中になれるものがある

2009-06-07 17:09:40 | ミニシアター系映画
「お買いもの中毒な私!」★★★☆
アイラ・フィッシャー 、ヒュー・ダンシー 、ジョーン・キューザック 主演
P・J・ホーガン 監督、ジェリー・ブラッカイマー製作、
2009年、105分、アメリカ




「夢はファッション誌の編集者、
しかし現実はなかなか厳しい、
そんな現実を忘れさせてくれるのが
《お買い物》
送られてくるクレジットカードの
請求に悲鳴を上げる主人公、
笑わせてもらいました。」



「買い物依存症」というと、思い出すのは
作家の中村うさぎ、
最近は整形とかキワモノな感じだけど、
汚ったない部屋の中に
高価なバッグや服が散乱して
持つことより、「買う」ことで
生きてることを実感しているような
ギリギリな切なさを感じたし、
そのことがどこか笑っちゃう彼女の作品を
いくつか読んだことがあった。

そんな精神の不均衡が作用する
人間の不安定さとか
そんなことを笑って読む文章のなかに
見つけてしまう微妙さは
この映画にはなく、
分かりやすさ命のようなハリウッド、
心の闇の部分などはバッサリ、
お気楽生活が一転、
カード会社から請求の電話、訪問攻撃を
受けて初めて重大さに気づく始末。



後半の展開は
「キューティ・ブロンド」と同様の
夢のようなシンデレラストリー、
安易だなーと思いつつも、
まさかここでも現実を突きつけられてしまうよりは
「そんな簡単に成功するかよ」と
突っ込みつつも気分は悪くない。

他の誰にも理解されなくても
自分だけの宝物があったり、
止めよう止めようと思っても
それがなかなか出来ないことはある、

でもそういうのもずっと続くかというと
殆どはいつの間にか
「何であんなに熱中したのか」と
思うほど熱がさめてしまうのだ。

この映画の主人公のその後も
気になる映画だった。
レンタルでも充分、でも見てお金損したなと
思うほどじゃなかった。


★100点満点で70点★

soramove
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映画の冒頭で製作に
ジェリー・ブラッカイマーの名前を見つけて、
何処にでも口を出すなーと感心した。


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